「第19回 KAJIMA彫刻コンクール」第1次審査通過8名が決定
鹿島は、“彫刻・建築・空間”をテーマとした屋内彫刻コンクール「第19回KAJIMA彫刻コンクール」を開催しています。
第1次審査の様子
当コンクールは、1989年に創業150周年を記念して、建設業に関わりのある文化活動の支援を目的に始まりました。屋内彫刻と建築空間が出会う新しい空間の創造を目指し、2年に1回のビエンナーレ方式で開催されており、今回で第19回となります。また、公益社団法人企業メセナ協議会が実施する「This is MECENAT2025」に認定されています。
2025年4月より、ホームページ、新聞、雑誌等で広く募集した結果、応募は海外・国内合わせて185点となりました。作品のテーマや表現手法は多岐にわたり、時代の変化を感じさせる新しい表現のある作品も多く見られました。
9月4日、美術評論家、彫刻家、建築家などで構成された審査委員※による第1次審査が行われました。長時間にわたる精査の結果、模型応募作品の中から44点の作品が選定され、更にその中から8点の入選作品が決定しました。今回の選考では、大理石、樹脂、金属、木材と、素材やフォルムがバラエティに富んだ創造性豊かな作品が選ばれており、実物作品においても完成度が期待されます。
今後、8名の入選者は、制作補助金70万円の支給を受けて、2026年3月上旬開催予定の第2次審査に向けて実物作品(サイズ220cm×160cm×90cm以内、総重量1,000kg以内)の制作に着手します。最終審査となる第2次審査では、金賞1点(賞金300万円)、銀賞1点(賞金200万円)、銅賞1点(賞金100万円)、奨励賞1点(賞金50万円)が選出されます。
入選した実物作品8点及び模型作品36点は、2026年3月28日から4月17日まで鹿島KIビル・アトリウム(東京都港区)にて、4月30日から5月14日まであすとHALL(大阪府泉大津市)にて一般公開される予定です。
※審査委員
酒井 忠康(美術評論家)
安田 侃 (彫刻家、1次審査は欠席)
深井 隆 (彫刻家)
伊東 豊雄(建築家)
藤森 照信(建築史家、建築家)
押味 至一(鹿島建設株式会社 代表取締役会長)
※KAJIMA彫刻コンクールホームページ(審査結果)
https://www.kajima.co.jp/csr/culture/sculpture/results/