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入社してから3年間は現場でした。大現場に関われること、自分も現場を動かしているという実感を得られたことが嬉しかったのを覚えています。4~5年目はジョブローテーションで支店設計に配属され、仮設設計を学ぶ機会がありました。妊娠期間でしたが希望通り6年目で再度現場に戻り、産休までの3か月間勤務しました。その時に、バイタルセンサを活用した作業員さんの健康管理や、ドローンでの土量計測など、ICT導入を担当したことで、施工管理以外の業務でしたが、現場業務の効率化・生産性向上に関わる技術サポートの立場での働き方にやりがいを感じました。
現在は現場の工務担当として、テレワークも併用しながら、発注者との協議資料や図面、また現場運営のための各種報告書を作成したり、現場カメラを利用した現場の安全・進捗管理を行っています。また、最近は現場で使うアプリやシステムの開発にもチャレンジしています。大きな現場の一員でいられることは、入社当時と変わらず大きな喜びです。
出産に関する休暇制度をはじめ、フレックスやテレワークなど、いろいろな制度を活用しています。どんな制度があるかは、メンター面談でお世話になった先輩に連絡して全部教えてもらいましたね。身近に育児されている先輩がいたので、子どもを授かったとき、そんなに不安には思いませんでした。
そうですね、所長や上長含め、皆さん理解しようとしてくださっていると感じています。復帰前後は面談を通して希望を聞いてくださいましたし、実際に復帰してみて、きつい部分があった際にもすぐに時間をとって相談にのってくださいました。こちらの状況や調整が必要な部分を伝えやすい空気がありましたね。
育児にあまり参加してこられなかった世代の方は、育児について知らないことが多く、配慮不足と感じてしまった部分もありました。また、育児の悩みは子どもによっても違うし、家庭環境や周囲の支援体制によっても違うので、上司や同僚が育児中の社員の不安や悩みを職場での様子だけから察することは難しいと思います。でもこちらから相談すれば、きちんと受け止めて、配慮してくれる方が多い印象です。そのため、自分から発信していくことが大切で、ただできないことばかり列挙するのではなく、「○○は難しいけど、●●はできます!」という風に自分ができることを提案して精一杯やることで、職場に貢献できると考えています。
やっぱり現場が好きではありますが、設計やICT導入を経験したことで、現場に出て行う施工管理以外の業務も現場に直結していることが分かりました。しばらくは育児との両立が第一なので、独身の頃のように現場第一線で勤務することは難しいかもしれませんが、現場をサポートできるところで今後も頑張りたいと考えています。同期に比べると、産休育休をとっている期間分、実務経験的には少しマイナスですが、現場工務の仕事はいずれキャリアとして必要になることを前倒しして経験させてもらっているので、その分同期がしていない経験をしたいと思っています。
また、今は周りの人にたくさん助けてもらいながら、なんとか仕事ができている状況です。私の育児が落ち着いたら、今度はその恩を返すためにも、次の人を助けてあげられるような上司・先輩になりたいです。
自分の仕事のことを子どもと話せるのは、仕事を続けてよかったと思えることの一つです。子どもに「大人になったら何になりたいの?」と聞くと、たまに「げんばではたらくひと!」と言ってくれます。
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