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VOICE

「女性」という意識はせず、
設計者として

松岡 里衣子

建築設計本部
建築設計統括グループ(プロジェクト設計)
チーフ

2002年 鹿島建設株式会社 建築設計本部 入社

01

設計という仕事の土台づくり

今のお仕事について教えてください

2002年に入社して以来、建築設計の業務に携わってきました。設計業務には、意匠・設備・構造など様々な分野があります。それぞれの分野から集まった人と設計を進めるためのチームをつくる、設計という仕事の土台作りが今の私の仕事です。
1つのプロジェクトに対し、施主も含めたワンチームで臨んでいます。施主は自分のニーズを直接言語化できないことが多いのですが、頭の中で持っているイメージを対話の中でうまく引き出して提案・実現できたときに、やりがいを感じますね。

02

部下にも責任感とモチベーションを

チーフとしての役割を教えてください

建築設計の業務でいうと、チーフだからという特別な意識はなく、どんな役職であれ一つのプロジェクトのコーディネーションをするという意識が強いです。ただ、自分で決めたことの重みや責任感は増していきます。 部下や一緒に仕事を進める派遣の方に対しては、責任感とモチベーションを持ってもらうため、仕事の依頼の仕方や伝え方は工夫しています。例えば、自分が作成した資料や考えたことに対して反応がないと、何のためにこの仕事をしているのか分からなくなってしまう。まずは作業の意図を言葉にする、そして直接説明する機会を与えるなど自分の仕事への反応をリアルに受け取れる場をなるべく用意するようにしています。

03

それぞれの違いを理解すれば、仕事は円滑になる

入社当時、女性総合職は少数だったと思いますが、
働くうえで、男性と待遇の差を感じたことはありますか?

自分が意識していなかったせいもあるかもしれませんが、差を感じたことはないですね。
業界的に、「リケジョ(理系女子)」「ドボジョ(土木女子)」などの言葉とともに女性の活躍を推進してきた背景もあって、以前と比べ働きやすくなったと思います。今は、女性がいる職場が当たり前になり、特に「リケジョ」「ドボジョ」のような言葉も使われなくなってきた気がします。「女性」という部分を特別視しなくとも働けていると感じています。
個人的な感覚でいえば、男女の違いは、たばこを吸う人と吸わない人の違いと変わりません。たばこも、喫煙所でコミュニケーションが生まれますが、吸い過ぎると害になる。良い点も悪い点もある。それを理解していれば、仕事も円滑になると思います。

04

女性も多い職場に変化

同じ部署で働く社員はどのように変化したでしょうか?

入社当時はやはり女性の先輩は少なかったです。2~3年に一人女性の社員が入るくらいだったようですが、ちょうど私の年次くらいから女性が入社するようになり、今では意匠系新入社員の半数近くが女性になっています。
また、最近では建築設計という仕事の職域が広がり、意匠設計だけではなく、都市計画、デジタルデザイン、シミュレーション、ユニバーサルデザインなど、建築設計の中でも様々な採用枠ができています。建築学科出身ではない方もいて、すごく多様化を感じますね。

働き方について WORK STYLE

10年目の境地
仕事と休みの上手な切り替え方

年次が経つにつれて、時間の使い方は変わってきました。10年目くらいになると自分の仕事をコントロールできるようになり、どんなに忙しい時期でも平日に集中して仕事をし、休日出勤は絶対にやめてオンとオフを明快にするようになりました。土日は仕事とは全く違うことをして、インプットを得ようとしています。そうすることで、月曜日にはリフレッシュして新しい発想が生まれるようになりましたね。

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