[2015/01/15]
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優秀登録職長手当 「鹿島マイスター」制度を新設
技術者・技能労働者の処遇改善に向けた取り組みを本格化
鹿島(社長:中村満義)は、技術者・技能労働者の処遇改善に向けた取り組みの一環として、当社の工事に貢献が大きい優秀な職長を登録して手当を支給する、通称「鹿島マイスター」制度を新設します。また、1999年から「E賞」として鹿島が支給している従来の優秀技術・技能者報奨金制度についても、その対象や内容を見直したうえで、「新E賞」として制度を継続します。
鹿島はこのような制度に加えて、今年度から開始した技術者・技能労働者確保に向けた取り組みもさらに拡充しながら、“ものづくり”への「喜び」や「やりがい」を醸成していきます。
1.技術者・技能労働者の処遇改善に向けた制度
■優秀登録職長手当 「鹿島マイスター」制度
主要な協力会社を中心に、当社の現場で働く技術者と施工のキーマンである職長の中で、特に優秀な者を「鹿島マイスター」として登録し、当社の現場に従事した日数に応じて、鹿島から以下のとおり手当を直接支給します。
- 「マイスター」約500名を認定します。認定された「マイスター」には、当社の現場における一年間の勤務実績に応じて、日額1,000円を支給します。
(2014年度に認定、2015年度一年間の勤務実績に応じて支給) - 「マイスター」の中からさらに優秀な方々100名程度を、「スーパーマイスター」として認定、翌一年間の勤務実績に応じて、日額3,000円を支給します。
(2015年度に認定、2016年度一年間の勤務実績に応じて支給)
■優良技能者報奨金「新E賞」
鹿島マイスターと同様に、現場所長の推薦に基づいて毎年度200名程度を選定し、受賞者には一人当たり年額10万円の報奨金が鹿島から支給されます。
鹿島マイスター、新E賞のイメージ図
2.技術者・技能労働者の確保に向けた取り組みの拡充
鹿島と、鹿島の主要協力会社約950社で構成される鹿島事業協同組合は、今年度から技術者・技能労働者の確保に向けた取り組みを開始しています。内容の見直しや制度の拡充を行いながら、着実にその成果をあげており、今後も積極的な取り組みを継続していきます。
■富士教育訓練センターの利用拡大
協力会社が富士教育訓練センターを利用する際に支給される、鹿島事業協同組合からの助成金を拡充した結果、前年度と比較して利用者数は既に2倍以上、助成金の支給額も約1.4倍に増加しています。また、鹿島事業協同組合は新たに、協力会社への今年4月入職予定者に対して10日間程度の就職前研修を計画、その費用を全額負担することにしています。
■無料職業紹介事業の展開
鹿島事業協同組合は、協力会社各社が単独で採用活動を行うことが難しいという課題を解決するため、厚生労働省に「無料職業紹介事業」の届け出を行い、7月からその活動を開始しました。「建設労働者確保育成助成金制度」による助成金を活用しながら、合同企業説明会や求職者対象の現場見学会などを各地で開催し、協力会社の採用活動を積極的に支援しています。
■新たな採用活動支援ツールを作成
協力会社の新規採用活動支援ツールとして4月に作成した職業紹介DVDが好評であったため、今回、建設業の役割と魅力を紹介した建設映像ダイジェスト「君の情熱が100年をつくる-建設業をめざす人たちへ」、女性の採用促進を目的とした「100年づくりにあなたの力を-未来をひらく女性たち-」の2種類のDVDを新たに作成しました。女性を対象としたDVDでは、建設現場で働く7人の女性たちが、建設業を選んだ動機や夢を語りながら、入職を呼びかけています。
※技術者・技能労働者の確保に向けた取り組みを開始

(2014年4月7日プレスリリース)
プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。