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プレスリリース

[2020/09/11]

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スマートシティのモデルプロジェクトに選定された「HANEDA INNOVATION CITY」で自律走行バスの定常運行を開始

~特別装置自動車が自律走行バスとして定常運行するのは国内で初めて~

羽田みらい開発株式会社
鹿島建設株式会社
BOLDLY株式会社
株式会社マクニカ
日本交通株式会社

 羽田空港(東京国際空港)に隣接した大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」(以下「HICity(エイチ・アイ・シティ)」)※1の開発を進める羽田みらい開発株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:山口 皓章、以下「羽田みらい開発」)は、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:押味 至一、以下「鹿島建設」)、ソフトバンク株式会社の子会社であるBOLDLY株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:佐治 友基、以下「BOLDLY」)、株式会社マクニカ(本社:横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下「マクニカ」)および日本交通株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:若林 泰治、以下「日本交通」)の協力の下、国土交通省からスマートシティのモデルプロジェクトに選定された「HICity」において、自律走行バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」(仏Navya社製)の定常運行を、2020年9月18日から開始します。なお、「NAVYA ARMA」は、手動による運転時は通常のハンドル・ブレーキと異なる特別な装置で操作する特別装置自動車※2で、特別装置自動車が自律走行バスとして定常運行するのは、国内で初めてです。

位置図

位置図


自律走行バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」

自律走行バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」

 羽田みらい開発は、「NAVYA ARMA」と、自動運転車両の運行を遠隔地で管理・監視できるBOLDLYの自動運転車両運行プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を活用して、構内移動の利便性を向上させるために無料の構内循環バスを運行します。自律走行バスは毎日午前10時半から午後4時半まで定期的に巡回する予定で、「HICity」の来訪者であれば誰でも無料で乗車することが可能です。車両のラッピングは、施設コンセプトである先端産業=青と文化産業=赤紫の融合をイメージしてデザインされています。なお、「NAVYA ARMA」の輸入・販売およびメンテナンスのサポートはマクニカが行い、車両の信頼性の向上や安定した走行を実現します。

 また、羽田みらい開発は、PerceptIn Limited(本社:香港、代表者:Shaoshan Liu)が開発した自律走行低速電動カートを活用して、「HICity」内のイノベーションコリドーを往復する実証実験を実施します。また、今後、場所や用途に合わせて、車種の異なる複数の自動運転車両を安全かつ効率的に運行することを見据えて、遠隔地のオペレーターが「NAVYA ARMA」と自律走行低速電動カートを「Dispatcher」で同時に運行管理する実証実験を実施します。

自動運転車両運行プラットフォーム「Dipatcher」画面

自動運転車両運行プラットフォーム「Dipatcher」画面


PerceptIn社の自律走行低速電動カート

PerceptIn社の自律走行低速電動カート

 なお、「HICity」内の人やモビリティ、ロボットなどのリアルタイム位置情報を集約する鹿島建設の空間情報データ連携基盤「3D K-Field」と「Dispatcher」の連携により、施設管理者は車両の位置情報などの運行情報を「3D K-Field」で確認することができ、今後車両運行管理業務の効率化に役立てる予定です。

空間情報データ連携基盤「3D K-Field」の表示画面

空間情報データ連携基盤「3D K-Field」の表示画面


位置情報表示イメージ

位置情報表示イメージ

各社の役割

羽田みらい開発「NAVYA ARMA」の運行主体、
PerceptInの自律走行低速電動カートの運行実証主体
鹿島建設空間情報データ連携基盤「3D K-Field」の提供
BOLDLY「Dispatcher」の提供、遠隔監視者認定トレーニングの実施、
「NAVYA ARMA」の設定(3Dマップの作成、車両のセットアップなど)、
「NAVYA ARMA」の運転手の提供、運転手認定トレーニングの実施 ※3
マクニカ「NAVYA ARMA」の輸入・販売およびメンテナンス、
PerceptInの自律走行低速電動カートの設定・運行実証支援
日本交通「Dispatcher」を活用した車両の運行管理
※1 国土交通省が選定するスマートシティのモデルプロジェクトにおいて、先駆的であることに加えて早期の社会実装が見込まれる「先行モデルプロジェクト」に選定されています。

※2 道路運送車両の保安基準第55条による基準緩和認定と、道路交通法第77条による道路使用許可を受けることで公道走行が可能です。

※3 「NAVYA ARMA」の運転手提供役務は、将来的にBOLDLYから日本交通に移管する予定です。


運行・実証概要

■自律走行バス「NAVYA ARMA」

運行期間  : 2020年9月18日(金)より定常運行(年末年始を除く)
運行時間  : 10:30~13:30、14:30~16:30
乗車定員  : 11名
運賃  : 無料
ルート  : 1階通路バスプールから、ゾーンH、I、J、K、C、D、E、F、G の順に巡回

■自律走行低速電動カート
実証期間  : 2020年9月18日(金)~22日(火)、24日(木)~26日(土)、
   10月1日(木)~3日(土)、8日(木)~10日(土)
実証時間  : 10:00~12:00、13:00~17:00
乗車定員  : 8名
運賃  : 無料
ルート  : 2階歩行者デッキ イノベーションコリドー内の2地点を往復

「NAVYA ARMA」と自律走行低速電動カートの運行ルート

「NAVYA ARMA」と自律走行低速電動カートの運行ルート


  • 羽田みらい開発株式会社は、出資企業9社(鹿島建設株式会社、大和ハウス工業株式会社、京浜急行電鉄株式会社、日本空港ビルデング株式会社、空港施設株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京モノレール株式会社、野村不動産パートナーズ株式会社、富士フイルム株式会社)が設立した「HICity」の開発事業のみを遂行する事業会社です。
  • Dispatcher は、BOLDLY株式会社の商標です。
  • このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
  • このプレスリリースに記載されている内容、製品・サービスの価格、仕様、問い合わせ先およびその他の情報は、発表日時点のものです。これらの情報は予告なしに変更される場合があります。


プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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