[2020/09/02]
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自動ラック倉庫の制震構法「Container Damper System (CDS)」の
初適用が決定
~積荷自体を制震装置として利用し、事業継続性を大幅に向上~
鹿島(社長:押味至一)が2019年に開発した、自動ラック倉庫の事業継続(BCP)ニーズに応える制震構法「Container Damper System (CDS)」が、このたび「日本バルク薬品L&Aセンター」(大阪府東大阪市)の自動倉庫に採用されることになりました。本プロジェクトが初の適用案件であり、事業継続性の大幅な向上が期待されます。
建物外観
CDSは、ラック内に収容される積荷自体を制震装置の一部として利用する制震構法です。
荷の収容率や自動搬送機の運行などの倉庫機能に一切影響を与えないこと、震度6相当の大地震まで安定した効果を発揮すること、といったCDSの特長が評価され、今回の採用に至りました。
鹿島は今後も、自動ラック倉庫のBCP対策ニーズに応えるため、新築物件・既存改修物件を問わず、CDSの積極的な展開を図って参ります。
CDSが適用された立体自動倉庫
物件概要
建物名 | : 日本バルク薬品株式会社 L&Aセンター |
所在地 | : 大阪府東大阪市高井田西一丁目 |
設計・監理 | : 鹿島建設株式会社 |
施工 | : 鹿島建設株式会社 |
建物用途 | : 倉庫・工場 |
延床面積 | : 約1,500m2 |
軒高 | : 19.34m |
構造 | : S造、地上3階 |
竣工年月 | : 2021年1月(予定) |
(参考)
自動ラック倉庫の制震構法「Container Damper System (CDS)」を開発
積荷自体をTMDの錘として利用する新発想の制震構法

(2019年3月25日プレスリリース)
プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。