[2021/07/12]
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技術研究所本館研究棟がWELL認証プラチナ、WELL健康安全性評価を取得
鹿島(社長:天野裕正)は、技術研究所本館研究棟(東京都調布市)において、WELL Building StandardTM (以下、WELL認証)の最高ランクであるプラチナおよびWELL Health-Safety Rating(以下、WELL健康安全性評価)を取得しました。
技術研究所本館研究棟 外観
「WELL健康安全性評価」評価書
「WELL健康安全性評価」は、感染症の流行時やその他緊急事態において、来訪者や従業員などの健康と安全に配慮した施設であることを評価するシステムです。2020年6月に「WELL認証」から派生して新たに策定され、新型コロナウイルス禍において、わかりやすいベンチマークとして世界各国で急速に普及しています。評価項目は5つのテーマ(洗浄および消毒方法、緊急事態準備プログラム、保健サービスのリソース、大気および水質管理、利害関係者の関与とコミュニケーション)で構成されています。
当社の研究技術開発の主要拠点である技術研究所本館研究棟は、2011年の完成当時から各種環境技術の実証空間としても活用してきました。これまで、生物の移動経路を考慮した敷地の樹木配置や、ヒートアイランド現象を緩和する屋上庭園「エバクールガーデン®」※の設置など、地域環境との共生や所員の快適性の向上に取り組んできました。
※ ヒートアイランド現象緩和効果が大きくなるように屋上緑化の土壌下部に雨水を貯水し、蒸発散効果を高くした屋上緑化工法。
今回の「WELL認証」プラチナの取得にあたっては、オフィスワーカーの健康や知的生産性に配慮した「ウェルネスオフィス」を実現するため、これまでの取組みに加え、ウェルネス関連書籍および健康配慮関連ポスターの配備、階段利用促進サインの設置、エルゴノミクス家具の導入、共用部への植栽・アートワーク設置、建物内外の全面禁煙化の実施、パーソナルな温熱快適性の向上等に積極的に取り組み、所員の健康性向上を図っています。特に、当社が開発した五感に訴えるウェルネス空間「そと部屋®」は先進的な取組みとして高い評価を受けました。
「エバクールガーデン」による屋上庭園
ウェルネス関連書籍
五感に訴えるウェルネス空間「そと部屋」
鹿島グループはSDGsをはじめとする社会・環境問題に全社をあげて取り組んでおり、その1つとして、「ウェルネスオフィス」の実現に努めてきました。今回の「WELL認証」プラチナおよび「WELL健康安全性評価」取得を通じて蓄積されたナレッジをベースに、今後とも建物利用者の快適性、知的生産性、健康面、安全性に配慮した空間の実現を、積極的に提案していきます。
(参考)
五感に訴えるウェルネス空間「そと部屋®」を開発

(2019年10月17日プレスリリース)
プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。