[2023/02/15]
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インドネシアの大規模複合施設「スナヤン・スクエア」における
空調設備更新・太陽光発電システム新規導入事業が
環境省の設備補助事業に採択
既に運営フェーズにある大型複合開発の事業では初めての採択
鹿島(社長:天野裕正)が開発、運営を行っているインドネシア・ジャカルタの大規模複合施設「スナヤン・スクエア」における空調設備更新および太陽光発電システムの新規導入事業が、環境省の「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)資金支援事業のうち設備補助事業※1」に採択されました。既に運営フェーズにある大型複合開発の事業が採択されるのは、本件が初めてとなります。
スナヤン・スクエアは、当社がインドネシア政府から借り受けた敷地面積約19万m2の国有地に商業施設、オフィス、アパート、ホテルを開発した大規模複合施設です。当社が開発・設計・施工・運営までを担う40年間のBOT(一括事業請負後譲渡方式、Build-Operate-Transfer)事業で、BOT期間の終了する2036年まで施設運営を継続します。
最初の施設が開業した1996年から既に四半世紀以上が経過していますが、施設品質は現在でも同国において最高水準と評されます。一方、年間1千万人を超える来街者に快適な環境を提供し続けるためには、多くのエネルギーを消費することとなります。そこで今般、化石燃料への依存度が高い同国におけるサステナブルな施設運営・管理のモデル案件として不動産市場を引き続きリードしていくため、同補助金を活用し環境負荷低減に資する最新設備を導入することとしました。
新規導入する太陽光発電システムにて発電した電力は、オフィスビル2棟に供給され、グリーンエナジーの利用を希望するオフィステナントの電力需要に充当する予定です。
本BOT事業のパートナーであるインドネシア政府は脱炭素化を積極的に推進しており、今回の最新設備導入に強い支持を表明されています。
今後も当社は、インドネシアのさらなる経済発展と脱炭素化の両立に貢献する様々な取り組みを進めてまいります。
(別紙)
参考「複合施設 スナヤン・スクエア及び運営会社の概要(PDF:207KB)」
(参考)
インドネシア ジャカルタにおける大規模開発事業「スナヤン・スクエア」の開発フェーズが完了
(2015年8月7日プレスリリース)
裕幸計装株式会社
オフィスビルを中心とした建物における電気・空調・セキュリティなどの自動制御システムの設計・施工・メンテナンスを行う。同設備補助事業への採択実績多数。
※1 優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。
途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCMを通じて我が国およびパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。
優れた脱炭素技術等に対する初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。
なお、本事業はインドネシア政府と日本政府の協力の下で実施されています。
プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。