[2025/08/07]
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仙台駅至近のビジネスエリアに高機能オフィスビル「NANT仙台南町」が開業
鹿島（社長：天野裕正）が開発を進めてきた「（仮称）仙台市中央三丁目オフィス開発事業」が、本年6月16日に竣工を迎え、正式名称「NANT（ナント）仙台南町」として開業しました。
「NANT仙台南町」は、JR仙石線あおば通駅から徒歩4分、JR仙台駅西口から徒歩7分の仙台駅から伸びる南町通と東二番丁通りの結節点に位置し、当社が開発から設計・施工までを一貫して手掛けた、高い利便性と安全性、快適性を兼ね備えた高機能な賃貸オフィスビルです。
完成した「NANT仙台南町」
名称「NANT仙台南町」の由来
「NANT」は、仙台市のシンボルロードである「”南”町通」と「”東”二番丁通り」の頭文字である「南東（なんとう）」から引用しています。さらに、感嘆表現である「なんと！」の意味も込め、施設の利用者や地域の方々が覚えやすく、親しみを感じられるような名称としました。NANT仙台南町の特長
■ 多様なニーズを叶える高機能で快適なオフィス基準階の床面積は約258坪で、天井高さ2.8ｍ、OAフロア高さ10cmの無柱空間（一部除く）を活かした、フレキシブルなレイアウトが可能な快適な執務空間を提供します。小規模区画への入居ニーズにも対応できるよう、1フロアは最大5分割まで可能で、最小賃貸面積は約21坪としました。EVホールなど共用部の壁面には大きな開口を設け、窓から差し込む柔らかな自然光による明るさと、自由に往来可能な屋内階段により快適かつ開放的なワークプレイスを実現しています。
仙台都心での賑わいや交流の創出に加え、快適性や環境性に配慮した高機能オフィスの整備による都市機能向上を実現する案件として、仙台市による「せんだい都心再構築プロジェクト」の第二号案件にも指定されました。
オフィス専有部
8階EVホール
○BCP対策
当建物には鹿島の制震技術「ハニカムダンパ®」を採用し、地震時の揺れを最小限に抑えます。さらに、連続で最大72時間稼働する非常用自家発電設備を設置し、停電時にすべてのテナント専有部内に15VA/m2の非常用電力を無償提供することで、ビルの安全を確保するとともに、建物全体のBCP対応に万全を期しています。
○セキュリティ対策
基準階は専有部入口のセキュリティに加え、EVの不停止制御機能を搭載した2段階セキュリティを採用しています。来客時には、1階のインターホン呼び出し機能を利用した一時的なEV不停止制御機能の解除を可能とすることで、利便性とセキュリティの両立を実現しました。
■ 緑豊かな公開空地
南町通と東二番丁通りの結節点に面した広い公開空地では、高さ約7.5ｍの開放的なピロティに、郷土種を中心とした多種多様な植栽を配置しました。外装材には、当社東北支店の建替え工事で構造材として使用予定の鹿島グループ社有林（岩手県）のカラマツ材の端材を全面に活用し、親しみやすく温かみのある空間としました。また、休憩用として利用できる宮城県登米産ヒノキを使ったベンチを設置し、人々に憩いの場を提供しています。
公開空地
メインエントランス
ピロティ空間
当建物は、高性能Low-E複層ガラスやLED照明等の導入をはじめとする省エネルギーへの取組みや、環境負荷の少ない資機材の使用などといった環境配慮に加え、室内の快適性や景観への配慮が評価され、「CASBEE-新築」「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証において最高位の「Sランク」を取得しました。
また、省エネ性能で一次エネルギーの年間消費量50％以上の削減を実現し、BELS認証の「ZEB Ready」を取得しています。
建物概要
| 事業主 | ： | 鹿島建設株式会社 |
| 所在地 | ： | 仙台市青葉区中央三丁目4-12 |
| 用途 | ： | 事務所、店舗 |
| 敷地面積 | ： | 約1,347m2（約407坪） |
| 延床面積 | ： | 約11,657m2（約3,526坪） |
| 賃貸面積 | ： | 約8,158m2（約2,467坪） |
| 規模 | ： | 地上11階、地下1階 |
| 構造 | ： | 地上S造（柱：CFT造）、地下RC造、付加制震 |
| 設計施工 | ： | 鹿島建設株式会社 東北支店 |
| 竣工 | ： | 2025年6月 |
位置図
鹿島グループの森林
鹿島が「東北支店ビル」を新たな木造フラッグシップビルに建替え
（2025年5月27日プレスリリース）
せんだい都心再構築プロジェクト
（仙台市ホームページ）
プレスリリースに記載された内容（価格、仕様、サービス内容等）は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
