「まつだい棚田バンク」の田植え体験イベントに参加
2025年6月7日、新潟県十日町市松代の棚田で開催された「まつだい棚田バンク※1」の田植えイベントに参加しました。
まつだいの棚田
当日は天候に恵まれ、初夏の日差しの下での作業となりました。田植えは午前と午後、計4時間ほど。参加者は水を張った棚田のぬかるみに足を取られながらも、バランスをとりながら一束ずつ丁寧に苗を植えていきます。泥の感触や自然の香りに包まれながら、普段の生活では味わうことのできない農業体験に、真剣な面持ちで取り組んでいました。
田植えの様子
昼食には松代で収穫されたお米を使った生姜焼き丼が振る舞われました。大自然の中で食べるご飯は格別で、疲れた体も癒され、心地良い休息時間となりました。午後は地域のサッカーチーム「FC越後妻有※2」と一緒に恒例の「みんなダンス」を楽しみ、地元の方々との交流も深めました。
田植えを終えた棚田を見渡しながら、改めて大地の恵みに感謝するとともに、今年も豊作であることを祈りました。
田植えを終えた棚田
昼食の生姜焼き丼
鹿島は、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」オフィシャルサポーターとして棚田保全活動を推進し、担い手のいなくなった田んぼを借り受けて耕作する「まつだい棚田バンク」の企業オーナーとして同バンクの活動を応援しています。
その他にも、十日町市の棚田においてドローンによる肥料散布やセンサーを用いた水量管理などのスマート農業の実証実験・導入支援、生物多様性保全・洪水防止機能といった棚田がもつ価値評価向上の研究※3を進めています。
※1 まつだい棚田バンク公式ホームページ
https://www.echigo-tsumari.jp/support/tanada-bank/
※2 FC越後妻有(えちごつまり)
地域に暮らし、「サッカー選手」として、同時に「大地の芸術祭のスタッフ」として活動する、唯一無二の実業団女子サッカーチーム。
※3 プレスリリース「棚田を未来へとつなぐ提案を開始」
https://www.kajima.co.jp/news/press/202505/21e1-j.htm