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[ 2012.3.3 ]

岡山県倉敷市の水島コンビナートにおける
水島第二パイプライン防護設備建設工事の事故概要

鹿島建設株式会社

発生状況

2012年2月7日12時30分頃、弊社施工の海底シールド工事におきまして、異常出水事故が発生しました。事故当日は、朝7時に当社社員と協力会社作業員とで作業内容の確認をしてから掘進を開始。11時45分に弊社社員が巡視した時点では異常は確認されていませんでしたが、12時30分頃に異常出水による事故が発生しました。

対応体制

2月8日に「水島第二パイプライン防護設備建設工事事故対策本部」(本部長:中村満義社長、副本部長:田代民治副社長)を発足。対策本部、原因究明チーム、復旧対策チーム 計50名に加え、本社、支店の各部署による支援体制を構築し、事故の全容並びに原因の解明に全社を挙げて取り組んでいます。

体制図

事故状況・対応状況

同工事に従事されていました5名の方々がお亡くなりになられたことが確認されました(3月3日)。亡くなられた5名の方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に対して心よりお詫び申し上げます。

今後、事故の全容並びに原因の解明につきまして、引き続き当局に全面的に協力するとともに、全社を挙げて取り組んで参ります。

工事概要

工事名第二パイプライン防護設備建設工事
工事場所岡山県倉敷市海岸通り四丁目~潮通二丁目
全体工期2010年8月1日~2013年6月30日
シールド工期2011年11月~2012年9月末
シールド延長:790m、内径:φ4500mm、外径:φ4820mm、泥土式シールド工法
発進立坑(B地区) 外径:14.4m、内径:11.5m、躯体高さ:39.4m
到達立坑(A地区) 外径:9.5m、内径:7.5m、躯体高さ:37.8m


水島港の海底約800mをむすぶ第二パイプライン防護設備で、2つの工場をつなぐ配管を格納する目的で施工を進めていました。2010年10月、立坑(深さ約34m)の掘削を完了し、2011年11月から横坑の掘削をシールド工法にて開始。事故発生まで約160mを掘進していました。なお、2002年に同様の設備(第一パイプライン防護設備)を当社にて施工しており、既に供用を開始しております。

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