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プレスリリース

[2017/07/27]

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第19回国土技術開発賞 最優秀賞・優秀賞をダブル受賞

建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A4CSEL®
平成の国宝姫路城大天守保存修理

 鹿島(社長:押味至一)が2015年に開発した、建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A4CSEL®(クワッドアクセル)」が、一般財団法人国土技術研究センターらが主催する第19回国土技術開発賞の最優秀賞を受賞するとともに、2015年3月に完了した「平成の国宝姫路城大天守保存修理」が優秀賞に選ばれ、当社の実績がダブル受賞となりました。

 最優秀賞に選ばれた、建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A4CSEL」は、汎用の建設機械に計測機器や制御用PCを搭載することにより、自動運転を実現したもので、一人で複数の自動化重機を同時に稼働させる、新たなコンセプトを実現した世界初の技術です。
 2015年に五ケ山ダム建設工事で自動振動ローラを実用化させ、2017年には大分川ダム建設工事において自動ダンプトラックの導入試験を行い、運搬・荷下ろしから、ブルドーザによるまき出し、振動ローラによる転圧まで、一連の土工作業の自動化の流れを確立しました。
 本システムは、従来のリモコン等による遠隔操作とは異なり、人が作業指示を出すことにより複数の建設機械が自律的に作業を行うシステムであり、将来性を含め高く評価されました。
 「A4CSEL」はこのほかに、第46回日本産業技術大賞文部科学大臣賞、平成28年度土木学会賞技術開発賞も受賞しています。
 

建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A<sup>4</sup>CSEL」

建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A4CSEL」


 一方、国宝・世界文化遺産である姫路城の大天守保存修理は、「素屋根」と呼ばれる、天守閣を傷つけずに安全に作業するための合理的な足場の考案や、屋根の軽量化を実現する瓦の葺き替え、外壁・破風等の漆喰塗り補修など、伝統技術と現代技術の融合が評価され、優秀賞に選ばれました。

姫路城大天守外観

平成の国宝姫路城大天守保存修理


 国土技術開発賞は、安全で効率的な暮らしが快適に行える国土の創造のために、建設産業に係わる優れた新技術を表彰するもので、技術開発者に対する研究開発意欲の高揚、並びに建設技術水準の向上を図ることを目的に創設されたものです。一般財団法人国土技術研究センターと沿岸技術研究センターの主催、国土交通省の後援で1999年から毎年開催されています。
 表彰式は7月27日(木)に東京国際フォーラムにて行われ、押味社長に表彰状が授与されました。

“表彰式の模様

表彰式の模様

石井国土交通大臣を囲んでの記念撮影の模様

国土交通大臣政務官 根本幸典氏を
囲んでの記念撮影の模様

受賞の概要

第19回国土技術開発賞 最優秀賞

(案件名)
建設機械の自動化による次世代の建設生産システム 汎用建設機械が自律的に施工を行うA4CSELの開発

(受賞者)
高田 悦久 : 鹿島建設株式会社
三浦 悟  : 鹿島建設株式会社


同 優秀賞

(案件名)
平成の国宝姫路城大天守保存修理 伝統技術と現代技術の融合による姫路城の再生

(受賞者)
野崎 信雄 : 鹿島建設株式会社
河原 茂生 : 鹿島建設株式会社

※参考
鹿島の土木技術「A4CSEL®(クワッドアクセル)」 別ウィンドウが開きます
姫路城大天守 保存修理工事 別ウィンドウが開きます


プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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