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プレスリリース

[2020/12/16]

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ミャンマーの大型複合施設開発事業が環境省の設備補助事業に採択

 鹿島(社長:押味至一)が2017年に着手し、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構 (JOIN)と共同出資により推進しているミャンマー連邦共和国ヤンゴン市内ヤンキン地区における複合開発事業が、環境省の『二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業』に採択されました。同補助事業の対象案件に、オフィスやホテル、長期滞在者用ホテル、商業施設から成る大型複合開発事業が採択されるのは、本件が初めてです。

設備補助事業名  : ヤンゴン市スマート都市開発事業における複合施設への省エネ設備の導入
対象省エネ設備  : (1)高効率チラー
   (2)全熱交換器組込空調機
   (3)ヒートポンプ温水器
   (4)駐車場CO制御換気設備

 上記の省エネ設備と併せて、本複合開発事業に導入を予定している以下7つの施策についても、温室効果ガスの削減ならびに地域貢献に寄与することが期待されています。
 また、環境省からは「ミャンマーが涵養してきた、環境に配慮した伝統建築に触発された建築意匠と先端的技術の融合効果を、今後確認していきたい」とのコメントをいただいています。

  1. ミャンマーの伝統建築に着想を得た、各階に取り付けた庇による日射遮蔽
  2. 長期滞在者用ホテルの地上部に外部吹抜けを設け、風の通り抜けを利用した共用廊下への自然換気の採用
  3. (通常地上部に設けられる)商業施設を半地下に設けることによる空調負荷低減および運用コストの削減
  4. 前面道路に設置されたバス停留所の敷地内交通広場への移設と、地域巡回バスの提供による交通渋滞の緩和効果
  5. 風洞実験と数値流体力学技術(CFD)を用いた地域への風影響の検証
  6. 遮熱高断熱複層ガラスの採用
  7. 地域住民に開放された様々な“緑地公園(Gardens)”と“公開広場”(Public Plaza)の設置

全体パース

全体パース


自然光を導く半地下に配置した商業施設

自然光を導く半地下に配置した商業施設

 鹿島は開業後においても、児童図書館の設置・運営、年金の受取りや郵便局機能等を併せ持つ公共サービスを提供するワンストップサービスのための場所提供、緊急時の避難場所の確保や食料品の提供プログラム、現地の消防担当部局と一体になった防災訓練を主軸に置いた地域貢献策と併せて、ミャンマーにおける公有地開発のモデル案件の実現に向け、様々な取組みを進めてまいります。

(参考)
ヤンゴン中心部における都市開発事業(ヤンキン地区複合開発)に着手 別ウィンドウが開きます
(2017年11月20日プレスリリース)

ミャンマー ヤンキン地区複合開発プロジェクトの共同事業化 別ウィンドウが開きます
(2020年3月17日プレスリリース)

 

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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