[2025/04/21]
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自社保養所「KX-FOREST KARUIZAWA」が最高ランクの
SITES認証「プラチナ」、TSUNAG認定「トリプル・スター」を取得
SITES認証「プラチナ」の取得は、国内の宿泊施設として初!
鹿島(社長:天野裕正)は、自社保養施設「KX-FOREST KARUIZAWA 鹿島軽井沢泉の里保養所」において、ランドスケープに特化した国際的な環境認証制度「SITES」の最高ランク「プラチナ」を国内の宿泊施設として初めて取得しました。また、国土交通省が2024年度に創設した「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の最高ランク「トリプル・スター」も取得しました。
豊かな自然環境を保全・利活用した
「KX-FOREST KARUIZAWA 鹿島軽井沢泉の里保養所」
プロジェクトの計画、設計、施工、その後の運営管理にいたる一連のフェーズにおいて、生物多様性や水資源の保全、省エネルギー、資源循環、ヒートアイランド現象緩和、健康増進、教育などの多面的要素により、ランドスケープのサステナビリティが評価されます。
■優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)
緑地による温室効果ガスの吸収量、生物の良好な生息・生育環境形成に資する取組み、緑地における人々の交流・滞在促進に資する取組み等が評価されます。
評価された環境配慮への取組み
本施設では、既存の緑地や水辺空間等の自然を可能な限り保全・活用し、地域の景観や生態系と調和した環境を創出するとともに、現地伐採木の活用をはじめとするサーキュラーエコノミーに資する取組みを行ったこと等、自然環境に配慮したさまざまな試みが評価されました。また、敷地固有の課題抽出のための計画地の事前調査から施工、その後の運営管理に至る本施設を開発する一連の過程において、持続可能な開発アプローチや生態系保全、環境負荷軽減ができていること等も評価されました。
- 生物多様性の保全 実施した主な取組みは、以下のとおりです。
- 豊かな自然が残る本計画地の事前調査、絶滅危惧種となる植物の保護・移植
- 種子を含む表層土壌の保全・再利用
- 既存樹木の保全、新植する樹種の在来種への限定
- 地域固有のヘイケボタルを保護し自然に戻す活動
- ムササビやフクロウ等の巣箱設置
- 水深・流速に変化のある水辺空間の創出 など
- 資源の有効活用、気候変動への対応 本施設の建設に伴い現地で伐採した樹木を、当施設の建設資材や家具材として活用し、伐採した本数以上の樹木を敷地内に新植しています。現地の気候に適した植栽計画とすることで、外構は無潅水での管理を実現します。
- Well-beingの向上、環境教育の実施 自然の地形や高低差を活かしたウォーキングコースの設定や運動プログラム(ヨガ)の計画など、施設利用者の健康増進に役立つ取組みを行っています。また、子どもを含む利用者が、自然の動植物や生物多様性について安全かつ楽しく学べる自然環境教育プログラムも実施しています。
敷地内に構築した人道橋の材料として、鹿島らが開発したCO2吸収コンクリート「CO2-SUICOM®」を使用したほか、敷地内の発生土・石等は全て敷地内で再利用するとともに、雨水は敷地内で処理し、環境負荷低減に貢献します。
ウォーキングコース
運動プログラム(イメージ)
自然環境教育プログラム
施設概要
施設名 | : | KX-FOREST KARUIZAWA 鹿島軽井沢泉の里保養所 |
場所 | : | 長野県北佐久郡軽井沢町 |
設計者 | : | 鹿島建設株式会社 |
施工者 | : | 鹿島建設株式会社 |
敷地面積 | : | 20,288m2 |
建物 | : | 宿泊棟(新築)14棟、共用棟(改修)1棟 |
構造 | : | 木造 |
竣工年月 | : | 2024年10月 |
(参考)
自社保養所「KX-FOREST KARUIZAWA」でサーキュラーエコノミーを実現

(2025年1月28日プレスリリース)
鹿島グループの森林 森林をいかす KX-FOREST KARUIZAWA

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