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社会貢献トピックス

新潟県十日町市松代の棚田保全活動に取り組みました

  • 地域貢献

鹿島は、2022年4月に農林水産省の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~※1」のオフィシャルサポーターの認定を受け、棚田地域の振興に資する取組みを実施しています。

2022年度は、新潟県十日町市松代の棚田(つなぐ棚田遺産認定)の保全活動を実施しました。担い手のいなくなった田んぼを借り受けて耕作する「まつだい棚田バンク※2」の企業オーナーとなり、農業イベントへの参加、WEBサイトを通じた棚田の魅力発信などに取り組みました。当社は2020・21年度に、農林水産省の「スマート農業加速化実証プロジェクト」において、十日町市の棚田でスマート農業技術の実証事業を推進した実績があり、そのつながりから、今年度、棚田保全活動の場をこの地域に選定しました。

まつだい棚田バンクでの活動は、6月に当社社員が田植えイベントに参加。このニュースは、社会貢献トピックス※3でお伝えしました。夏の草刈り作業を経て、10月8日には念願の稲刈りイベントが開催され、無事の収穫を祝いました。当日は、当社から本社社員、北陸支店の社員とその家族が棚田を訪れ、地元の農家の方々に鎌の使い方や刈った稲の束ね方を教わりながら、一連の収穫作業を体験しました。昼休みには炊きたての新米を使ったカレーライスやおにぎりが販売され、甘くてみずみずしい白米を頬張る参加者の姿が見られました。農作業のほかにも、女子サッカーチーム・FC越後妻有の選手との交流や里山のいきもの観察ツアーも開かれ、参加者たちは松代の自然を満喫し、一年の活動を終えました。

図版:稲刈りイベントの様子

稲刈りイベントの様子

図版:稲刈りをする当社社員と家族

稲刈りをする当社社員と家族

稲刈りイベントから約1ヵ月――、まつだい棚田バンクから収穫米約320㎏が届きました。2022年の松代の棚田は、大雪、干ばつや時季はずれの梅雨、さらに獣害を受けるなど、様々な困難と直面しました。収穫量も例年より少ないシーズンとなりましたが、その反面、栄養が行きとどき、粒が大きく実ったそうです。
当社では収穫米を社員に振舞うため、11月28・29日の2日間(一部3日間)、東京・港区の鹿島本社ビル群の社員食堂で、「棚田米イベント」を開催しました。イベントに向けては、イントラネットでの周知やポスターを掲示し、棚田保全活動や棚田米の美味しさ・購入方法について、社員に対し情報発信しました。各食堂では、新潟のご当地グルメや白米に合う特別メニューを用意。管理栄養士からは、「甘さと艶があり非常に美味しいお米」「ごはんの残食が普段より少なかった、大盛りを頼む人が多かった」などの報告がありました。

図版:棚田米イベントのポスター

棚田米イベントのポスター

図版:本社社員社食で新米を味わう社員

本社社員社食で新米を味わう社員

当社では引き続き、つなぐ棚田遺産のオフィシャルサポーターとして、社業と社会貢献活動を通じ、棚田地域における持続可能な営農環境整備と棚田の魅力発信に貢献してまいります。


※1 サステナビリティニュース 「『つなぐ棚田遺産』オフィシャルサポーターに認定」
https://www.kajima.co.jp/sustainability/sustainability_topics/2022.html

※2 まつだい棚田バンク公式ホームページ
https://www.echigo-tsumari.jp/support/tanada-bank/

※3 社会貢献トピックス「松代の棚田にて田植体験イベントに参加」
https://www.kajima.co.jp/sustainability/social_topics/contents/topics_2022_13.html

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