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社会貢献トピックス

稲刈り、新米イベントで「まつだい棚田バンク」を支援 2025年度も保全活動に参加

  • 地域貢献

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鹿島は2025年も、担い手のいなくなった田んぼを借り受けて耕作する「まつだい棚田バンク」(新潟県十日町市松代)の活動を支援しました。社員や家族が田植えや稲刈りに参加し、12月1,2日には本社ビル群(東京都港区)の食堂で新米を振る舞うイベントを開いて収穫を祝うとともに、保全の意義や重要性を啓発しました。

棚田は食糧生産のみならず、生態系保護、防災などに役立ちますが、山の斜面にあり、広さも確保できないことから農機の活用が難しく、担い手不足が深刻になっています。日本有数の棚田地域を拠点とするまつだい棚田バンクはこの問題を解消するため、これらの田んぼに出資する里親(オーナー)を募り、耕作を引き受け、保有面積分のお米を届けるサービスや、田植えなどへの参加機会を提供しています。当社はスマート農業の実証事業を近隣で展開しており、環境保全や地域貢献の一環として2022年度から企業オーナーとなり、継続的に支援に取組んできました。

図版:新潟・越後妻有地域で開かれる「大地の芸術祭」の舞台である里山の景観保全を目的とするまつだい棚田バンクの活動エリアには農作業をモチーフにした黄色や青のオブジェが点在していました。

新潟・越後妻有地域で開かれる「大地の芸術祭」の舞台である里山の景観保全を目的とするまつだい棚田バンクの活動エリアには農作業をモチーフにした黄色や青のオブジェが点在していました。


参加4年目となる2025年度は豪雪後の豊富な雪解け水を得て、順調に作付けを開始しました。米不足による関心の高まりもあり、6月7,8日の田植えイベントには前年を約100人上回る計283人が参加。初夏の日差しのもと、鹿島社員も一束ずつ丁寧に苗を植え、心地良い汗を流しました。その後、松代は記録的な干ばつを経験しましたが、8月後半のまとまった降雨などもあり最終的には平均的な品質・収穫量を確保しています。10月4,5日に開かれた稲刈りイベントでは、黄金色に輝く稲穂が揺れるなか、2日間計237人が収穫の秋を体感していました。まつだい棚田バンクは2025年度に計180枚11万5457㎡を保全し、2万1150㎏のお米を収穫しています。

12月に鹿島本社ビル群の社員食堂で開いた「棚田米イベント」では、収穫した新米を郷土料理などのメニューとともに提供。食後には棚田米1袋3合が当たる抽選会を実施し、チラシ配布なども通じて、社員は楽しみながら保全活動への理解を深めました。

図版:鹿島本社ビル群の食堂で新米を味わった社員(左)や、抽選に当選した社員からは喜びの声が聞かれました

鹿島本社ビル群の食堂で新米を味わった社員(左)や、抽選に当選した社員からは喜びの声が聞かれました

図版:イベントのポスター(左)やチラシ(右)配布を通じて棚田保全の重要性を啓発しました。

イベントのポスター(左)やチラシ(右)配布を通じて棚田保全の重要性を啓発しました。


今後も鹿島では、農林水産省の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」のオフィシャルサポーターとして、社業と社会貢献活動を通じ、棚田地域における持続可能な営農環境整備と棚田の魅力発信に貢献してまいります。

※まつだい棚田バンク公式ホームページ
https://www.echigo-tsumari.jp/support/tanada-bank/

※「まつだい棚田バンク」の田植え体験イベントに参加
https://www.kajima.co.jp/sustainability/social_topics/contents/topics_2025_05.html

※サステナビリティニュース「『つなぐ棚田遺産』オフィシャルサポーターに認定」
https://www.kajima.co.jp/sustainability/sustainability_topics/2022.html

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