建築
建築材料
各種ニーズを反映した
材料施工技術の活用による品質確保
近未来の建設現場を想定し、ICTを用いたコンクリートの打設管理システム、AIを用いたコンクリートの圧縮強度推定、床仕上げロボット技術を活用した生産性向上、CO2削減・副産物の有効利用による環境配慮、グローバル化、建物の維持保全を志向した材料施工の研究、技術開発に取り組んでいます。具体的には、RC材料施工分野では環境配慮・高品質・経済性をコンセプトとした高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートやコンクリートの圧縮強度を建設現場の受入検査で推定する技術など、仕上げ材料分野ではタイル、塗装材料、防水材などの材料品質や寿命を定量的に評価する技術、建築材料に起因する空気質やカビなどの対策技術などがあります。
研究事例
環境配慮型コンクリートでCO2を削減する
高炉スラグ微粉末を用いた3種類のコンクリート
コンクリートの受入検査時に品質を評価する
電気伝導率を用いたフレッシュコンクリートの圧縮強度推定
塗装材料の耐候性を迅速に評価する
鹿島式外装塗装材料耐用年数推定法
建築構造
建物の構造性能向上や建築現場の
生産性向上を実現
東北地方太平洋沖地震や熊本地震に見られる長周期地震動や極大地震が発生した際の、建築構造物の性能評価・性能向上に関する技術が求められています。また、大都市圏を中心に超高層ビルの建設が進められており、施工を合理化し、生産性や品質を向上させる技術も重要です。こうしたニーズに応えるため、建物性能を実験的および解析的に評価する技術、建物性能を向上させる補修・補強技術、鋼構造・鉄筋コンクリート構造・複合構造、地下構造や基礎構造などを対象にした生産性の高い構造技術などの研究開発を行っています。また、大型振動台(W-DECKER)を用いた建物の揺れの再現による建物安全性の検証、将来のゼロカーボンに向けて木構造の研究開発を進めています。
研究事例
FRウッド®で「木が見える」新たな耐火木造建築を実現する
純木質耐火集成材(FRウッド:Fire Resistant Wood)
大型振動台で極大地震を、長周期振動台で超高層建物の揺れを再現する
高性能3次元振動台(W-DECKER)
非線形有限要素法(FEM)を用いて建築構造物の構造性能を評価する
非線形解析プログラム「CARC-ASe」
関連リンク
建築環境
音響・振動・温熱環境・省エネ・
設備・光環境など、
建物内の環境構築
今後の「持続可能な社会」を実現するためにZEB(Zero Energy Building)のような省エネルギー建築が求められています。また、オフィスや生産施設・医療施設等、様々な建物において室内環境の質の向上が求められています。こうしたニーズに答えるため、音・温熱・光・省エネなど多岐にわたる室内環境に関する研究開発を行っています。また、近年は環境を構築するだけでなく、空間の中で過ごす人にとって快適で健康的に過ごせ、高い知的生産性が発揮できる空間が求められており、ウェルネスに配慮した室内空間についての研究開発も行っています。
研究事例
ウェルネスに良い空間を提供する
そと部屋
独自の立体音響システムを構築し、建築空間へ適用する
OPSODISによる立体音響
窓まわりの空気の流れ、温度分布等を詳細に把握する
気流可視化実験
建築計画
人間の行動や心理に適した
合理的な建築計画手法を探求
ユニバーサルデザインなど「利用者にとっての質」に寄り添う建築物が求められる時代です。そのため、人間の行動面からの要求と空間性能との対応関係を整理し、顧客らに対して設計上の意図や根拠をわかりやすく伝えられるよう、動線計画・規模計画・意匠計画を支える研究をしています。オフィス・病院・教育施設での行動調査・アンケート分析・計画案の評価、空間利用者の行動モニタリングとデータ分析、計画空間での利用者の動きを評価する行動シミュレーション、VRを用いた印象評価などの研究開発に取り組んでおります。近年は、IoT・AI技術を用いた空間スマート化にも挑戦しています。
研究事例
建築空間での歩行者の軌跡を計測し、行動の特徴を把握する
レーザレーダを用いた行動モニタリング
計画空間での歩行者の行動を予測し、動線計画の妥当性を評価する
マルチエージェントを用いたオフィスシミュレーション
VR空間での被験者の視線を計測し、アプローチ空間の誘目性を評価する
アイマークレコーダを用いた印象評価
研究成果・トピックス
鹿島技術研究所の最先端の取り組みや研究結果についてご紹介します。
研究分野 インデックス
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