愛媛県立新居浜病院 新診療棟
（愛媛県新居浜市）

1953（昭和28）年に診療を開始した本施設は，救命救急センター，災害拠点病院，第二種感染症指定医療機関，地域周産期母子医療センターなどの重要な機能を担っていくなか，増改築による動線の複雑化や診療棟の老朽化などに対応するため，建替えを行った。
患者の利便性を考慮し，外来と検査機能を1階に集約したワンフロア外来としたほか，県内初となる高度な検査から治療まで一連の救命処置を迅速に行うハイブリッド初療室の導入や，周産期医療の病床の増設，新型コロナウイルス感染症にも対応できる病棟整備など，さまざまな医療機能の充実を図った。
今後も「地域から信頼され，必要とされる病院」を目指し，愛媛県東予地域の三次救急を担う地域の中核病院として，県民の安全・安心を支えていく。

• 発注者：愛媛県
• 設計：佐藤総合計画
• 施設整備マネジメント・設計協力：当社建築設計本部
• 規模： RC（柱）・S（梁）造
  （KIP－RC構法・免震構造）　6F， PH2F　
  延べ19,998m²
• 工期：2019年3月～2021年5月
  （四国支店JV施工）