1992年に行われた第60回ルマン24時間耐久レースに出場した「カジマ・マツダMX-R01」の模型を中国支店受付ホールに展示しました。本社広報室に30年間大切に保管されていたものです。今回，専用の模型台と説明用パネルを製作しました。

マツダと鹿島の関係は，当社が1970年代に大阪京橋（現OBP）にマツダが所有する土地を購入したことをきっかけに，広島，大阪，千葉で製品庫や配車センター新築工事を受注したことから始まりました。以降，国内主要工場のある広島，山口はもちろん国内各所，そしてアメリカ，タイなど世界各地のプロジェクトに携わってきました。最近では，MTMUS（マツダとトヨタの合弁企業）米国乗用車工場ロッカー・カフェテリア棟が2021年に竣工しました。模型設置後は，来訪者や支店勤務の方々から当時の思い出や懐かしむ声をいただき，皆さんの輝く瞳にモータースポーツのパワーを感じることができました。

マツダは，2020年に創業100周年を迎え，HPにルマン優勝30周年メモリアルサイトを開設しています。1991年にマツダ車が初めて優勝し，カジマ・マツダMX-R01が出場した1992年が最後の出場になりました。マツダの「飽くなき挑戦」を象徴しているのが，このルマン24時間レースへの挑戦だったと語られています。次世代を担う私たちも，この挑戦心を受け継ぎ，何事も全力で取り組んでいきたいと感じました。