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座談会 鹿島グループで,ひとつのプロジェクト

「鹿島グループオンライン営業会議」を推進する各社の若手社員4人が集まった。
グループ連携の先に見たものは――。
鹿島グループの担い手たちが語る。

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参加者

鹿島建設 公民連携マネジメント部
PPPグループ(現在:開発事業本部開発計画部)
清水 薫
鹿島建物総合管理(建物総合管理会社)
営業本部 官民連携推進部
榊原里菜
鹿島リース(建設プロジェクトに関するファイナンス会社)
営業第二部 営業グループ
澤田玲良
Kプロビジョン(広報・広告の企画,映像事業会社)
広報マネジメントカンパニー 広報官
柏井真理子

グループ連携チームへの参加

清水

民間の資金とノウハウを活用して効果的に公共サービスを提供するPFI事業を紹介する立場として,2018年の自治体総合フェアに参加したのがグループ連携チームとの初めてのかかわりでした。それをきっかけにグループ各社と業務でつながりやすくなり,また若手の方々と接点をもてるのは非常にありがたいと思っていました。

澤田

私も担当者として自治体総合フェアに参加したのは2018年が初めてでした。当時は入社2年目。年次の近い清水さんにはたくさん助けてもらった記憶があります。

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榊原

私は入社後の研修を経て,2019年の自治体総合フェアからかかわるようになりました。鹿島グループとして窓口に立ちますので,事前に各社担当者が集まり,お互いのサービスの勉強会を行いました。それが自社のサービスとグループ各社のサービスのつながりを学ぶきっかけになりました。

澤田

事前勉強会で講師役として自社サービスをグループ各社に説明した時は,とても緊張しました(笑)。

榊原

2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響で自治体総合フェアの開催中止が決まりました。その時,このまま何もしないのはもったいないと思いました。自治体の皆さまとのつながりを築き始めたところでしたし,コロナ禍だからこそのニーズもあるはずです。何ができるかを皆さんと考えていた中で出てきた案が,ウェビナーの開催でした。そこから具体的な形にするための話合いが進んでいきました。

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榊原里菜

初めての挑戦

柏井

当社(Kプロビジョン)は自治体総合フェアの時から事務局を担ってきましたが,私自身がこの活動に参加したのは,2020年にウェビナー開催の話があがってからです。不特定多数を相手とするリアルタイムでのオンライン配信は,当社全体でもほとんど経験がなく,どうやって配信するか,そもそもウェビナーはどのように構成するのが効果的なのかなど,本当に手探り状態で企画・準備を進めていきました。シナリオ作りや実際に登壇された皆さんはいかがでしたか。

清水

カメラに映る自分の話し方や映り方には気を使いました。ウェビナー第2弾(2021年3月開催)では,パネルディスカッションを行いました。グループ各社のサービスを掛け合わせることで提供できる価値を示すための企画でしたので,お互いのセリフや言い回しについて意見を交わしたのを覚えています。

澤田

視聴者からの質疑応答など,即興で答えなくてはいけない部分もありましたね。

榊原

限られた時間でいかに視聴者にメリットを伝えられるかを意識していますが,時折カメラの先にたくさんの視聴者がいることを思い出して急に怖くなりました(笑)。

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柏井真理子

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澤田玲良

清水

配信終了後に,別スタジオで様子を見ている運営チームからこちらのスタジオにオンライン電話がかかってきました。労いの言葉とともに意見や感想をいただき,とてもほっとしました。

柏井

皆さんと手探りで始めたウェビナーですが,回を重ねるごとに参加者が増えてきているのがうれしいですし,やりがいを感じています。榊原さんはウェビナー第2弾の後に,実際に自治体の方々へヒアリングを行われましたよね。

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榊原

はい,ウェビナーの中でお問い合わせをいただいたいくつかの自治体の方々に詳細をご説明させていただきました。

清水

私もお問い合わせをいただいた自治体の方とオンラインでお話をしました。

澤田

その際には,私も含むグループ会社も同席し,各社サービスについてより詳細に説明することができました。活動の幅が少しずつ広がっているように感じています。

グループ連携の先に

清水

この活動に参加したことは,ほかの業務にも活きています。例えばコンソーシアムを組む時に,グループ会社を交えた付加価値を盛り込んだ提案を考えるようになりましたし,各社の担当者と本音で話し合うことができています。

澤田

活動を通してグループ間の情報共有がスムーズに行われるなど,グループ連携の基礎は固まってきました。ここからは,オンライン営業会議をきっかけとした実案件を増やしていくことが求められると感じています。難しいところではありますが,それによって自治体に対するグループの強みや,足りないものが鮮明になると同時に,各グループ会社間の理解度が深まることで,さらに次のステップに進めるのだと思います。

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清水 薫

榊原

ウェビナーは視聴者に見てもらえなければ意味がありません。見たくなるツールにするために,独自性をさらに磨いていきたいと思います。

柏井

皆さんとのお話から,改めてこの活動はまだまだ進化する余地を秘めていると感じました。より多くのグループ会社社員に参加してもらい,グループ連携の範囲と付加価値を拡張していきたいですね。

清水

グループ間の連携をより強固なものにすることで,鹿島グループとして,建物だけでなく公園や緑地なども含めたまちづくりの企画から建設,維持管理,そしてひとサイクルを終えての更新まで,すべてをトータルパッケージとして提供することができると考えています。鹿島グループとしてのバリューチェーンをさらに拡大し,今後のまちづくりを支えていけたらいいですよね。

澤田

鹿島グループ全社でひとつのプロジェクトを担う。それができたら,本当にうれしいです。

(2021年12月2日収録)
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鹿島グループが自治体のまちづくりを支援する

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