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鹿島の不動産開発は、これまでに培った豊富な知識やノウハウをベースに、自主開発事業・共同開発事業という自らが事業主となるデベロッパー業務に加え、不動産や資産の活用について、各種のコンサルティングサービスをご提供します。
また、オフィス、商業施設、ハウジングをはじめ、大規模複合開発にいたるまで、あらゆる分野のプロジェクトを展開しています。
鹿島グループの総合力と1976年から蓄積されている開発の実績を活かし、事業企画から設計・施工、さらに完成後の運用に係るアセットマネジメント・プロパティマネジメントに至るまで、あらゆるフェーズにおいて高い専門性をワンストップ・フルサービスで提供し、お客様の多様なニーズにきめ細やかに対応します。
都市計画手法などの活用により開発ポテンシャルを高めるノウハウ。数多くの実績により蓄積された開発許認可に係る調整力。建設事業で培った技術力に裏打ちされた魅力ある商品企画。事業ニーズに合わせた最適なファイナンススキームの構築。そしてゼネコンならではの効果的なコスト・スケジュール管理能力。これらひとつひとつが、鹿島の開発事業の個性となっています。
鹿島の開発事業のプレゼンスは、建設事業で培った信頼性と技術力はもちろんのこと、ゼネコンとして早期に不動産開発事業に進出し、40年以上の長きにわたり、継続的に積み上げてきた事業実績が基盤となっています。特に、土木・建築が一体となって進められる大規模開発や都市部・交通結節点などのエリアでは、鹿島の総合力が大きな強みとなっています。そして、国内のみならず海外でも積極的に事業展開。こうした経験を通じて開発ノウハウの深耕を図り、プロジェクト遂行力の強化に努めてまいりました。今後も、最適な事業ポートフォリオの構築を図りながら、着実な成長を目指します。
1976年6月、不動産の開発、販売、賃貸などを行う部門として、開発事業本部の前身となる、開発事業部が設置されました。自ら事業主体となって開発事業にあたる直轄事業部と、そのノウハウを顧客に提供し、新しい事業の開発を促すことで工事の受注を図っていく開発計画部という二つの部門が設置されました。
大都市の都市機能の充実や、職住近接の要望による中高層集合住宅建設を主眼とする市街地再開発が各都市で進められようとしていました。開発事業部は、埼玉県に志木ニュータウン、大阪府に寝屋川東ファミリータウンの二つの大規模中高層住宅団地開発事業を本格化させました。志木ニュータウンに次ぐ大規模住宅事業事例としては、検見川プロジェクトがあります。
普及が進んだ週休二日制による余暇時間の拡充や、リゾート法制定、住宅金融公庫のセカンドハウス融資などが後押しして、レジャー・リゾート開発が加速しました。余暇の充実を目指し、国を挙げてのリゾート開発ブームの中、当社もリゾート開発に取り組み、良質なリゾート空間を提供するととともに、事業遂行による企画・運営ノウハウの蓄積に努めました。
都心部では市街地再開発事業や企業の工場跡地などの再開発、老朽化した建物を改築する計画が多数具体化し、首都圏の各所で大規模な都市開発プロジェクトが官民の積極的な取組みにより展開されていきました。
鹿島が長年にわたり取り組んできた大規模開発事業がこの時期数多く完成しました。一方、経済構造改革が重要な政策課題になるなかで「都市再生」が浮上し、規制緩和や新制度の創設など、都市開発に民間の資金やノウハウを誘導するための施策が具体化され、当社も汐留や東品川、秋葉原など、今後の発展が予想されるエリアで、新たな事業に積極的に参入しました。
これまでの様々なプロジェクトが基盤となり、次々と新しいプロジェクトを手がけています。
また、近年では、太陽光発電等の新事業分野の開拓も行っています。
地域密着型事業
地権者協議等を経て敷地を集約化・有効率アップ
建設技術による資産価値の向上
新技術を駆使した商品開発型マンション・オフィス
新分野における先駆的取組み
社内の技術を活用した、新たな付加価値の創造