ホーム > 企業情報 > 展示会情報 > 東京国立博物館「150年後の国宝展」に出展
当社は、2022年11月2日(水)~2023年1月29日(日)に東京国立博物館・表慶館(東京都台東区)で行なわれる「150年後の国宝展」に出展します。 同展示会は、東京国立博物館150周年事業として開催され、当社の展示品は「1万年コンクリート EIEN」となります。
古代ローマの遺跡が今も健全な状態で残っているように、現在の製法とは異なるもののコンクリートには長い歴史があり、現在はダムや橋梁、超高層ビルなど様々な建造物に欠かせない材料です。
当社では、コンクリートの長期耐久性を研究するなかで、中国の大地湾遺跡から発掘された5000年前のコンクリートを調査・分析した結果、炭酸化することで化学的に安定化していたことを発見しました。これに着目し研究開発・実用化を図ったのが「EIEN」です。古代コンクリートなどからデータを収集し、寿命を推測・解析する手法を確立することで1万年の耐久性を持つことがわかっています。
また「EIEN」のバリエーション化を進めるなかで、CO2を吸収する側面に着目したのが「CO2-SUICOM®」です。コンクリートが固まる過程で植物のようにCO2を吸い込み、コンクリート内部に固定することでCO2排出量がゼロ以下とする、究極の環境配慮型コンクリートとなります。
私たちは、古代コンクリートが教えてくれた手掛かりを礎に、カーボンニュートラルな未来、そしてEIEN(永遠)に続く社会の実現を目指していきます。
※EIEN(エイエン)——Earth, Infinity, ENvironment
※CO2-SUICOM(シーオーツースイコム)——CO2-Storage and Utilization for Infrastructure by COncrete Materials