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サステナビリティニュース

「社有林協議会」を設置し、森林経営活動に基づくCO2吸収量のJ-クレジット認証取得に向けプロジェクト計画書を提出

鹿島は、グループとして日本全国に約5,500ヘクタールの森林を保有しています。このたび、環境課題対応の重要性の高まりを踏まえ、グループ会社のかたばみ興業※1と共同で「社有林協議会」を設置しました。

当社グループは、1902年に北海道尺別山林の管理を始めて以来、長年にわたり、保有する山林において適切な施業・管理を実施するとともに、伐出材の建材利用をはじめ活用を図ってまいりました。「社有林協議会」の活動を通じて、長期的な観点からの森林管理に基づく、公益的な機能の発揮と、森林資源等の利活用を推進し、持続可能な森林経営を目指します。

「社有林協議会」の活動の第一弾として、社有林からのJクレジット※2認証取得に向けた準備を進めています。社有林のうち、羽鳥山林(福島県)、大山山林(神奈川県)、清蔵ヶ内山林(宮崎県)を対象として、J-クレジット制度森林管理プロジェクトにおけるプロジェクト計画の登録を申請しており、本計画が承認されれば、16年間で合計約2.0万tのCO2吸収量に対してクレジット認証を取得できる見込みです。2010年に、旧制度であるJ-VER制度に基づくクレジットを日影山社有林(福島県)他で取得して以来、2回目となります。今回対象としている山林以外の社有林からも、順次取得していく予定です。

鹿島グループは、これからも社会やお客様に「緑の価値」を提供していくとともに、持続可能な社会の実現を目指していきます。

図版:大山山林

大山山林


※1 かたばみ興業は、鹿島建設のグループ会社として創業以来75年間にわたり、山林の保全・維持管理を行っています。
かたばみ興業株式会社

※2 J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。 本制度は、国内クレジット制度とオフセット・クレジット(J-VER)制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。
J-クレジット制度について


図版:GREEN KAJIMAロゴ



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「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フォーラム」へ参画

鹿島はTNFD※1の理念に賛同し、TNFDフォーラムに参画しました。

同フォーラムは、TNFDの理念に賛同する企業、学術機関、公共機関等によって構成され、企業等に対し自然資本および生物多様性の観点から事業機会とリスクの情報開示を促す枠組みの検討支援等を実施しています。

図版:ロゴ

鹿島は自社事業の自然資本および生物多様性への依存・影響を把握するため、今般自社事業に対しTNFDβ版フレームワーク(v0.4)※2 を試行しました。その検討結果を踏まえて、ネイチャーポジティブに向けた取組みを促進していきます。

※1 Taskforce on Nature-related Financial Disclosuresの略。生物多様性の損失を防ぐことが世界における喫緊の課題となっていることを背景に、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEPFI)、国連開発計画(UNDP)等をメンバーとして設置されたタスクフォース。

※2 情報開示を促す枠組みのβ版(2023年3月にv0.4が公開)。2023年9月に完全版が公開予定。


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