01エコ・デザイン
光環境計画
明るさ感に配慮した窓周りの工夫
昼夜を通して利用される建物の省エネ化において、日中の自然採光とともに、夜間の明るさ感の確保が重要となります。壁面を明るく照らす、窓面を暗くしないなど、夜間でも低い照度で室内での明るさ感を確保できるデザインを提案します。
KTビル
ガラスブロックを開口部に採用することで、日中は柔らかな自然光を取り入れ、夜間は外部照明により窓周りをほんのり照らすことで室内の照度を抑えても明るさ感を確保します。
意匠・構造・設備を統合したファサードデザイン
構造架構を外装デザインに取り入れることによって、構造性能と意匠性を両立するだけでなく、日射の制御と眺望の確保を両立するファサードデザインを実現します。
浦安市庁舎
アウトフレーム構造やライトシェルフ、欄間付開口部の組み合わせによる昼光利用計画を行っています。オフィスの天井面をライトシェルフの反射光で照らすことにより明るさ感による快適性を確保しつつ、天井照明の消費電力を抑えます。
省エネに配慮した照明計画
長時間利用する照明設備は、省エネルギーと室内の快適性確保のキーポイントとなります。LED照明に代表される高効率照明器具の採用と同時に、省エネ制御や照明レイアウト、内装計画などを統合的に検討します。
Hareza Tower
高効率のLED照明の採用とともに、明るい色合いのタイルカーペットの採用や明るさ感を向上させる照明計画など、建築と設備の調和のとれた取り組みにより、照度を抑えた省エネ設計と明るさ感を両立させています。
また、明るさセンサー・スケジュール・入退室管理との連動などによる省エネルギー制御により、更に省エネ性能を向上させています。