2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて盛り上がりを見せる東京において銀座も例にもれず，次々と大型施設が開業している。そうしたなか，銀座エリア最大規模を誇る複合施設「GINZA SIX」が誕生した。

GINZA SIXは松坂屋銀座店跡地を含む街区（銀座6丁目10番）と，隣接する街区（銀座6丁目11番）の2つの街区約1.4haを一体的に整備した市街地再開発事業によって建てられた施設である。2街区の間を走る区道を敷地西側の三原通りに付け替え，新しい大きな街区を創出したことで銀座エリア最大級の複合施設を実現した。その延床面積は約14万8,700ｍ²に及ぶ。241店舗からなる商業施設を中心にオフィス，文化・交流施設，銀座初となる観光バス乗降所やツーリストサービスセンター，そして銀座エリア最大規模の屋上庭園などで構成される。また，災害時は約3,000人の帰宅困難者受入れ施設としても機能する。