関東支店
撮影:関東支店茨城営業所 山崎雅人
袋田の滝は、茨城県最北西端・大子町中心部を流れる久慈川の支流・滝川上流にある落差百二十メートル、幅七十三メートルの雄大な滝です。「華厳の滝」「那智の滝」とともに「日本三名瀑」に名を連ねます。
「四度の滝」という別名は、四段の岸壁を落下する姿から。また一説には、その昔西行法師がこの地を訪れた際、「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の素晴らしさは味わえない」と絶賛したことからとも言われています。
大子の冬は厳しく、極寒期には滝が完全に結氷することもしばしばです。(残念ながら、近年では地球温暖化の影響で完全結氷するのはごく稀です)
轟きわたっていた大瀑布も、この時期だけは結氷に音を閉じ込められて、一帯は静寂に覆われます。(関東支店)
