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第17回 KAJIMA彫刻コンクール

審査委員

  • 酒井忠康(美術評論家)
  • 澄川喜一(彫刻家)
  • 安田 侃(彫刻家)
  • 槇 文彦(建築家)
  • 谷口吉生(建築家)
  • 押味至一(当社会長)
彫刻コンクールホームページ

第1回からのコンクール入賞作品を
紹介しています。

当社KIビル・アトリウムでの審査風景

KAJIMA彫刻コンクールは,当社の創業150周年記念事業の一環として1989年に創設以来,「彫刻・建築・空間」をテーマに隔年で開催されている。彫刻と建築空間の緊密な関わりを特徴とした国内唯一の屋内彫刻展として,回を重ねてきた。

第17回となった今回は,国内外から個性溢れる182点の模型応募作品が寄せられた。押味会長をはじめ,美術評論家・彫刻家・建築家ら5名を審査委員に迎え,昨年9月3日,8点の入選作品と36点の模型入選作品を選出。本年2月25日に行われた最終審査では,実物制作された入選作品の中から,銀賞2点,銅・奨励賞各1点が決定した。3月4日,当社KIビル(東京都港区)で行われた表彰式には関係者が出席し,新たな芸術作品の誕生を祝った。

引き続き本コンクールは,彫刻と建築が互いに語り合う空間の創造と新たな個性を持った作家の輩出を目指す。

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銀賞

図版:銀賞
作品名:
記憶のスケッチ
作者名:
石原カオル(イシハラ・カオル)
素材:
鉄・その他の金属・プラスティック・軽量コンクリート

銀賞コメント

1番嬉しかったのは1次審査のお知らせです。
このコンクールには2回目から応募していて,
時々模型入選はしていてもずっとダメでした。
前回落ちた時は,もう自分の人生では無いなと諦めていたぐらいです。
目には見えない彫刻を考えましたが,それは無理です。
そこで,ハッキリとは見えない彫刻を求めました。
受賞するはずは無いと思っていたので2次審査の受賞には驚きました。
これを機に,10代のころ夢見た彫刻家を目指します。

写真
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銀賞

図版:銀賞
作品名:
時を漂う
作者名:
渡辺行夫(ワタナベ・イクオ)
素材:
オオイタドリ・針金・発泡スチロール・台座ステンレス

銀賞コメント

私は石を主な材料として長く作品を制作してきました。
十数年前にチョットしたきっかけでこの植物が気になり始めました。
北海道に自生するこのオオイタドリを原材料に使い
造形してみようと思いました。
この植物は一年生植物で同じ場所から毎年成長を繰り返します。
まるでリサイクル工場です。この植物を使って太陽エネルギーで
乾燥し凝固させることでカーボンニュートラルな魅力的工程で
グリーンオブジェとなります。
様々な技法や材料の使い方を試し,植物の持つ魅力を引き出す
試行錯誤をこれからもやっていきます。

写真
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銅賞

図版:銅賞
作品名:
時間が流れてみえたもの
作者名:
関玄達(セキ・ゲンタツ)
素材:
アルミニウム・鉄

奨励賞

図版:奨励賞
作品名:
Crossing lights交差する光
作者名:
中林丈治(ナカバヤシ・タケハル)
素材:
真鍮・鉄

入選

図版:入選
作品名:
風は吹く
作者名:
浅野左倉(アサノ・サクラ)
素材:
石材(黒御影石)
図版:入選
作品名:
月と水脈,地下
作者名:
岡田健太郎(オカダ・ケンタロウ)
素材:
ステンレススチール・鉄・ウレタン塗装
図版:入選
作品名:
作者名:
北川太郎(キタガワ・タロウ)
素材:
大理石
図版:入選
作品名:
空へ
作者名:
望月久也(モチヅキ・ヒサヤ)
素材:
スチール/表面処理後塗装仕上げ
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入選作品紹介MOVIE(1分10秒)

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