瀬戸内海の島々はいまや日本を代表するアートスポットとなっている。
	  国際的に活躍する建築家とアーティストが思いを込めた独創的な空間を
	  体験しようと,世界中から多くの美術・建築ファンがこの地を訪れる。
	  当社はこの類稀な空間づくりに,20年あまりにわたって関わってきた。
	  その建設プロセスもまた,前例のない創造の連続だった。
	  今月の特集では,なかでも建設工事にきわめて繊細な技術が注がれた
	  地中美術館と豊島美術館の施工の軌跡をたどりながら,
	  アートの聖地が築かれた舞台裏を特集する。

建設中の地中美術館(左上)と,地中に埋設された竣工後の様子(左下)
	  写真(左上左下とも):矢野勝偉
	  豊島美術館。コンクリートシェル打設後,型枠となった盛土を撤去する様子(右上)と,竣工後の内部空間(右下)
	  写真:矢野勝偉(右下)




