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KAJIMAダイジェスト

鹿島が手掛ける大型プロジェクト

図版:地図

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大手門タワー・JXビル(2015年11月竣工)

りそな・マルハビルの跡地,皇居東御苑の出入口である大手門近くに建設された延床面積約10万7,500m2の複合ビル。1フロアあたり約840坪のオフィスをはじめ地下1階の商業ゾーン,環境ビジネスの創発拠点,エリア就業者の健康を支援するコンディショニングセンターなどで構成される。また,周辺環境にも配慮し,民間では初となる皇居外苑濠の水質改善に向けた浄化施設と大型貯留槽を敷地内に設置している。当社で行った「りそな・マルハビル」の解体工事は,だるま落としのように下層階から解体を行う「鹿島カットアンドダウン工法®」が採用された。

発注者:
三菱地所,JXホールディングス,大手町デベロップメント特定目的会社
設計:
三菱地所設計
用途:
事務所,店舗ほか
規模:
地上S造一部CFT構造 地下SRC造一部S造 B5,22F 延べ107,571m2

写真:大手門タワー・JXビル

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東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー(2016年5月竣工)

グランドプリンスホテル赤坂跡地に誕生した地上36階,地下2階建ての複合ビル。1~4階は商業施設・カンファレンスルーム,5~28階は1フロア1,000坪を超える大スパンの開放的なオフィス空間を実現。30~36階のホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」は,機能性と快適性を追求した250の客室のほか,レストラン,バー,ラウンジ,スパ&フィットネスを配し,超高層ならではの素晴らしい眺望をゲストに提供する。

発注者:
西武プロパティーズ
設計:
日建設計
用途:
事務所,宿泊施設,商業施設
規模:
S造一部SRC・RC造(制震構造) B2,36F,PH2F 延べ199,333m2

写真:東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー

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日比谷パークフロント(2017年5月竣工)

日比谷公園に近接する敷地に建設された地上21階建てのオフィスビル。東京メトロ霞ケ関駅,内幸町駅と地下で直結する利便性の高い立地となっている。「公園の中のオフィス」をコンセプトに,日比谷公園との連続性を意識し,豊かな植栽を建物内外に配置。最上階の21階には入居者専用の共有スペース「スカイラウンジ・スカイガーデン」を配するなど,緑を感じられる居心地のよいスペースを設け,多様な働き方を提案する。

発注者:
グリーンアセットインベストメント特定目的会社
設計:
当社建築設計本部
用途:
事務所,店舗
規模:
S造一部SRC造 B4,21F 延べ67,124m2

写真:日比谷パークフロント

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GINZA SIX(2017年1月竣工)

歴史と品格を持つ銀座エリア最大規模の複合施設。道路を跨いだ2つの街区約1.4haを一体的に再開発することで実現した。銀座中央通りに面し,延床面積約14万8,700m2におよぶ圧倒的なスケールを持つ。241の多彩な店舗が並ぶ商業施設や1フロアの面積が都内最大級となるオフィスに加え,文化・交流施設や屋上庭園などで構成される。

写真:GINZA SIX

発注者:
銀座六丁目10地区市街地再開発組合
設計プロジェクトマネージャー:
森ビル,アール・アイ・エー
設計:
銀座六丁目地区市街地再開発計画設計共同企業体(谷口建築設計研究所,当社建築設計本部)
用途:
店舗,事務所,文化・交流施設,地域冷暖房施設,駐車場
規模:
S・RC・SRC造 B6 ,13F 延べ148,697m2
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(仮称)新日比谷プロジェクト(東京ミッドタウン日比谷)(2018年2月竣工予定)

日比谷三井ビルディングと三信ビル跡地に建設される延床面積約18.9万m2の大型複合施設。オフィス,商業,文化交流,産業支援などの施設で構成される。中層部には,日比谷公園や皇居外苑を一望でき,日比谷公園の自然を建物まで連続させる屋外のテラスや,プリーツ状の湾曲した高層部ファサードと三信ビルをモチーフにしたクラシカルな低層部ファサードが特徴。周辺の劇場・映画館と連携した芸術文化発信,ベンチャー企業,中小企業の事業拡大と新産業創出などを支援する連携拠点として,東京圏では初となる国家戦略特区の区域認定を受けた。

写真:(仮称)新日比谷プロジェクト(東京ミッドタウン日比谷)

発注者:
三井不動産
マスターデザインアーキテクト:
ホプキンスアーキテクツ
都市計画・基本設計・デザイン監修:
日建設計
実施設計:
当社建築設計本部
用途:
事務所,店舗,文化交流施設,産業支援施設,駐車場ほか
規模:
S造 B4,35F,PH1F 延べ約189,000m2

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日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業(C・D街区)(2018年6月竣工予定)

東京メトロ日本橋駅に直結する約2.6haの区域を3街区に分けて再開発するプロジェクトで,複合ビル2棟の整備と重要文化財である髙島屋日本橋店の保存・改修を行う。C街区には,上層部にオフィス,低層部には髙島屋日本橋店と接続される商業施設を配する延床面積14万m2を超える複合ビルを新築し,D街区では防災備蓄倉庫を整備する。現在,日本橋地区で「残しながら,蘇えらせながら,創っていく」をテーマに官民地域が一体となって推進する「日本橋再生計画」第2ステージの中核を担う。

発注者:
日本橋二丁目地区市街地再開発組合
設計:
日本橋二丁目再開発事業 日本設計・プランテック設計共同企業体
用途:
オフィス,商業施設ほか
規模:
S造一部SRC造B5,32F 総延べ148,059m2

図版:日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業(C・D街区)

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日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区(2019年3月竣工予定)

日本橋エリアにおける「伝統」と「革新」の融合を推進する再開発として,「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」と並び「日本橋再生計画」第2ステージの中核を担い,オフィス,商業施設,ホールなどで構成される延床面積16万8,000m2の大型複合施設。開発区域だけでなくその周辺エリアへ電気と熱を供給するエネルギープラント(ガス発電)を設置し,非常時にも建物のBCPに必要な電気の供給が可能となる。安全・安心に配慮した高い防災性能を確保することで,日本橋における「都心型スマートシティ」を実現する。

発注者:
日本橋室町三丁目地区市街地再開発組合
デザインアーキテクト:
Pelli Clarke Pelli Architects.Inc ペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン
ランドスケープデザイン:
ランドスケープ・プラス
基本設計・監理:
日本設計
実施設計:
当社建築設計本部
用途:
事務所,店舗ほか
規模:
S造一部SRC・RC造 B3,26F 延べ168,000m2

図版:日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区

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(仮称)竹芝地区開発計画(2020年5月竣工予定)

東京都が行う「都市再生ステップアップ・プロジェクト」のひとつで,東京都と基本協定を締結した東急不動産と当社が,竹芝地区の複数の都有地約1万5,600m2を約70年定期借地し,総延べ約20万m2の業務棟と住宅棟を整備して周辺のまちづくりを行う。浜離宮恩賜庭園,旧芝離宮恩賜庭園の豊かな緑や東京湾の海と調和した,国際競争力の高いビジネス拠点を創出する。浜松町駅から計画地を通り竹芝ふ頭まで直結する歩行者デッキの整備も併せて行い,海岸通りや首都高速道路で分断されている竹芝地区の賑わい,歩行者ネットワークの強化を図る。また,低層部にある階段状のスキップテラスでは,生物多様性をテーマにした様々な取組みが展開される。

発注者:
アルベログランデ
用途:
A街区(業務棟)―事務所,展示場,集会場,店舗,駐車場
規模:
A街区―B2,39F延べ約180,000m2

※B街区(住宅棟)については未定

図版:(仮称)竹芝地区開発計画

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(仮称)豊島プロジェクト(A棟:2020年5月,B棟:2019年4月竣工予定)

豊島区庁舎跡地(約3,620m2)にフレキシビリティの高い1フロア約500坪の整形無柱空間からなる「オフィス棟」(A棟),豊島公会堂跡地(約2,984m2)にミュージカル・オペラなど様々な講演が行われる約1,300席を有するホールや,ライブ劇場などで構成される「新ホール棟」(B棟)を建設する。オフィス棟の低層部に入るシネマコンプレックスや,隣接敷地に豊島区が整備する「(仮称)新区民センター」の多目的ホール(他社施工)などとともに,多様な芸術・文化を発信する。

発注者:
東京建物,サンケイビル
設計:
当社建築設計本部
用途:
A棟―事務所,映画館,集会場,店舗,駐車場/B棟―公会堂,集会場,店舗,駐車場
規模:
A棟―S・RC・SRC造 B2,33F 延べ68,612m2/B棟―S・RC・SRC造 B1,8F 延べ10,614m2

図版:(仮称)豊島プロジェクト

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(仮称)OH-1計画(2020年2月建物竣工予定)

大手町一丁目2番地区に総延床面積約36万m2にのぼる2棟のオフィスビルを中心とした都内有数の大型再開発プロジェクトで,内閣府より国家戦略特別区域の特定事業として内閣総理大臣認定を受け,東京の国際競争力強化に貢献する。東京メトロと都営三田線の大手町駅に直結し,最先端の機能を備えたオフィスに加え,ビジネスとエンターテイメント両方に対応した多目的ホールや,国内最高級クラスのラグジュアリーホテルが配される。大手町地区の地域冷暖房供給施設を担うほか,大規模災害時の帰宅困難者受入機能などを強化する。建物竣工後は,「かるがも広場」として広く親しまれていた皇居に面した敷地に,約6,000m2の緑豊かな広場を整備し,憩いと潤いを創出する。

図版:(仮称)OH-1計画

発注者:
三井物産,三井不動産
設計・監理:
日建設計・鹿島建設設計共同企業体
デザインアーキテクト:
Skidmore,Owings & Merrill LLP
用途:
事務所,店舗,多目的ホール,ホテル,駐車場,地域冷暖房施設
規模:
A棟―B5,31F B棟―B5,40F 総延べ約358,000m2(地下含む) 地上―CFT(柱)・S(梁)造,地下―S・RC・SRC造
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topic 「浜松町二丁目4地区A街区開発」の南館が着工

9月7日,当社が施工を担当する「世界貿易センタービルディング南館(業務棟)」(東京都港区)が着工した。この工事は,世界貿易センタービルディングを中心に,当社,東京モノレール,東日本旅客鉄道の4社共同で開発する「浜松町二丁目4地区A街区開発」の初弾となる。

「浜松町二丁目4地区A街区開発」は本年9月に国家戦略民間都市再生事業の認定を受け,東京の玄関口である浜松町駅西の一帯において,高さ約200mの2棟(本館・南館)の業務ビル新築や,東京モノレール浜松町駅の建替え,バスターミナル・歩行者ネットワークの整備などを行い,総延床面積28万m2超の開発となる。駅周辺の交通結節機能の強化や,MICE機能の整備,外国人滞在者支援機能および交通・観光サポート機能の導入により国際交流拠点を形成する。また,帰宅困難者受入れスペースと災害支援機能を有し,防災機能の強化も見込まれている。

今回着工した南館は,地上39階建て,延床面積は9万5,239m2で2021年1月の竣工予定。

図版:位置図

位置図

図版:外観イメージ

外観イメージ

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鹿島が手掛ける大型プロジェクト

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