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KAJIMAダイジェスト

Major Projects 全国の特徴的な事例紹介

当社は現在国内で33件のPFI案件を手掛けている。
開業以来順調に運営が進む,特徴的なプロジェクトを紹介する。

コミュニティの核となる図書館 くわなメディアライヴ

日本初の図書館を含む,複合公共施設のPFI事業である。三重県の桑名市発注で,当社が初めて代表企業となり,計6社とSPCを設立,建設のほかに多業種の業務間調整をした。2004年開業後,BOT方式で30年間施設を維持管理・運営する。

3・4階の図書館を中心に,1・2階に多目的ホールや保健センターなどが入居する公共サービスの複合施設だ。図書館の開館時間の延長や,ICチップ搭載の蔵書管理により,「いつでも,どこでも,誰でも利用できる」を基本理念としている。

写真:図書館内部

図書館内部

写真:東海道42番目の宿場町で,伊勢参りの一の鳥居を擁した桑名。図書館の外観モチーフも鳥居

東海道42番目の宿場町で,伊勢参りの一の鳥居を擁した桑名。図書館の外観モチーフも鳥居

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農業体験型総合公園 長井海の手公園 ソレイユの丘

体験型公園として全国で初めてPFI手法によって整備された施設。神奈川県の横須賀市が発注し,代表企業の(株)ファームと当社を含む計4社で設立したSPCが,10年間維持管理・運営する。当社は施工を担当。レストランや売店などの収益施設はBOT方式,その他の施設はBTO方式を採用した。

南仏プロヴァンス地方がモチーフのレンガ造りの建物や石畳の道で美しい景観を演出。野菜の収穫,パン作りといった各種体験プログラムが充実し,温浴施設や動物ふれあい広場,芝そりゲレンデなどがある。

2005年4月に開業以来,各種メディアでの宣伝が功を奏し,入場者数は安定している。市主催のトライアスロン大会,小学校の移動教室も行われ,地域密着型施設としての一面を持つ。

写真:三浦半島の小高い丘に広がる公園の入園は無料

三浦半島の小高い丘に広がる公園の入園は無料

写真:遊具施設の「おもしろ自転車」に乗って遊ぶ子どもたち

遊具施設の「おもしろ自転車」に乗って遊ぶ子どもたち

写真:園内では農業体験ができる

園内では農業体験ができる

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議員宿舎に併設したオフィスビル 赤坂シグマタワービル

老朽化した衆議院赤坂議員宿舎を建て替え,新宿舎の完成後25年間維持管理・運営するBTO方式のPFI事業。発注者の衆議院からは,同一敷地内で余った容積を国有財産として有効活用することが求められた。当社は代表企業となり計6社でコンソーシアムを組成。宿舎の隣に民間収益事業としてオフィスビルを併設することを提案した。2007年の開業後25年間,当社はSPCから施設をマスターリースしテナントに転貸する。

交通至便な都心部,赤坂という良好な立地条件に加え,都心ながらに落ち着いた環境にある。7階建てビルの各階フロアは約200坪の無柱空間で,効率的なレイアウトができる。

当社の開発事業のノウハウを活かし,賃貸オフィスを企画運営。民間収益事業の安定化が図られている。

写真:オフィスビル(右)は議員宿舎に隣接

オフィスビル(右)は議員宿舎に隣接

写真:無柱空間が効率的なオフィスを実現

無柱空間が効率的なオフィスを実現

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実物の迫力が人気の展示施設 海上自衛隊呉史料館 てつのくじら館

国内で唯一,退役した潜水艦を実物展示する「見て・触って・体感する」史料館(広島県呉市)。海上自衛隊の理解の促進,地域共生への貢献を目的としている。

防衛省発注のBTO方式のPFI事業で,日立製作所を代表とする計12社からなるグループが事業に参画。施設を整備し,2007年の開業後7年にわたり,維持管理・運営する。

当社は,造船所を模した史料館と展示室となる潜水艦の基礎部分の建設を担当。潜水艦設置に当たっては,潜水艦架台の製作や潜水艦改造に携わったコンソーシアム企業と重心位置や地震時の挙動など綿密な打合せを繰り返した。

開館からの年間入場者数は,当初の見込みを大幅に上回っている。夏休みなどの繁忙期には当社の営業担当者がボランティアスタッフとして働くほどに,思い入れの深い施設だ。

写真:展示室になる潜水艦を重量物輸送用ユニットドーリへ設置

展示室になる潜水艦を重量物輸送用ユニットドーリへ設置

写真:外壁の白く浮き上がる潮の模様で,造船所から出航する潜水艦を演出

外壁の白く浮き上がる潮の模様で,造船所から出航する潜水艦を演出

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KAJIMA GROUP 国内最大級の給食センター事業/将来を見据えたPFI事業の取組み〜鹿島道路

当社グループ会社の鹿島道路は「東京国際空港国際線地区エプロン等整備等事業」への参画以来,PFIに取り組んでいる。現時点の実績は4件。エプロン整備は空港舗装の実績を生かしたが,ほかの3件は給食センターのPFI事業だ。その第1号,山形市発注の山形市学校給食センターは,東洋食品を代表企業にコンソーシアムを組成,山形建設と同社のJVが建設を担当した。2009年から2024年まで施設の維持管理・運営を行う。食品の衛生管理手法のHACCPを導入し,最先端設備を持つ。山形市内の小中学校52校に1日当たり約2万2,000食を供給する。

鹿島道路では,今後,公共事業においてPFI事業の出件が増大することを見据え,積極的な取組みでノウハウを蓄積している。

写真:給食センターの駐車場のライン引きには,オリジナル舗装技術のL・Lラインを導入した

給食センターの駐車場のライン引きには,オリジナル舗装技術のL・Lラインを導入した

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PFI事業実績

図:PFI事業実績

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発掘!旬の社員
鹿島の見える風景作品集

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