簡単につくれるBCP
巨大地震などの自然災害が発生した際、会社は従業員の安全を確保し、事業を継続することが求められます。特に私たち建設業は、社会インフラや建物の復旧活動に迅速に対応することが期待されており、そのためには元請と協力会社(2次以降を含む)の各社が、事前に「事業継続計画(BCP)」を策定しておく必要があります。
しかし、専門工事業を営む協力会社の皆様にとって、BCPの策定に手間と時間をかけるのは大変なことです。作成を外注すれば相当な費用がかかります。また、自治体などから中小企業向けのBCPガイドブックが提供されていますが、その多くは建設会社に適したものではありません。
そこで鹿島は、協力会社数社の実情を調査したうえで、主に従業員数100人未満の協力会社向けに『簡単につくれるBCP』を作成しました。鹿島のホームページから自由にファイルをダウンロードし、「マニュアル」と「記入例」を見ながら「作成用ひな型」の空欄を穴埋めするだけで、必要最小限のBCPを策定することができます。
お願い
- ①まだBCPを策定していない協力会社は、このひな形を使ってBCPを作成してください。
- ②2次以降の協力会社にも伝えて、BCPを策定していなければ作成してもらってください。(鹿島の現場に入場していない会社へ提供されても構いません。)
従業員と会社を守るため、そして建設業に期待された災害復旧の使命を果たすため、しっかりと準備しましょう。「大震災前」の今のうちに。
ダウンロード
- ①協力会社 BCP策定マニュアル(PDF:637KB)
- ②【作成用】簡単につくれるBCP(WORD:46KB)
- ③【記入例】簡単につくれるBCP(PDF:295KB)
作成手順
- ①~③をダウンロードしてください。
- ①と③を見ながら、②の空欄を埋めてください。
- 完成した②を印刷し、事務所内の掲示や配布により従業員に周知してください。
- 毎年、3月11日(東日本大震災)や9月1日(関東大震災)などの機会に、これで実際に動けるか、内容が古くないか、訓練・点検をし、改善してください。