(Photo: 大村拓也)
阪神高速大和川線 三宝ジャンクション(堺市堺区)
阪神高速4号湾岸線と6号大和川線の結節点となるジャンクション。
大阪南部の臨海エリアと内陸エリアをつなぎ,「大阪市再生環状道路」における重要な拠点となる。狭隘な臨海埋立地で,合理的な液状化対策や橋脚の新旧一体化を実施し,「2016年度 土木学会技術賞」を受賞した。高架橋のデザインコンセプトは,全体での統一感確保,構造物間での連続性向上。鋼橋とコンクリート橋を同系色とし,桁断面の連続化により一体感を確保した。
「2018年度 土木学会デザイン賞」優秀賞を受賞。高架橋を設計する上での模範となるデザイン,夕陽に浮かび上がる姿は巨大な彫刻のように見えると評価された。1月26日に授賞式が行われる。
- 発注者:阪神高速道路
- 設計:阪神高速道路,当社土木設計本部
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規模:RC橋脚工・橋台工129基 既設改築を伴う複合橋脚工7基
PC・RC橋25橋(総延長1,648m) RC床版工15橋(総延長1,685m)
道路土工一式 調整池・管理用道路一式 - 工期:2010年3月~2016年7月(関西支店施工)
上空から三宝ジャンクションを望む
(Photo: 阪神高速道路提供)
高架橋は開放感あるデザインを実現。竣工記念で据えた「残念石」のモニュメントが今も並ぶ
(Photo: 大村拓也)
三宝ジャンクション全景
(Photo: 阪神高速道路提供)