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スポーツの祭典と鹿島

熱い戦いが繰リ広げられる競技場。
アスリートの輝かしい活躍の瞬間とともに,名勝負の舞台となった競技場の存在も歴史に刻まれていく。
日本各地と海外において,熱戦の場を支えてきた,当社が関連する競技場を紹介する。

ラグビーワールドカップ
2019日本大会

開催日程:2019年9月20日~11月2日

間もなく開催されるラグビーワールドカップ。
当社関連施設を含む,全国計12ヵ所のスタジアムで試合が行われる。

※施設名称,試合日程は『ラグビーワールドカップ2019』公式サイトに準じる

東京スタジアム

図版:東京スタジアム
場所:
東京都調布市
発注者:
東京スタジアム
設計:
日本設計
用途:
総合競技場
規模:
RC・SRC・S造 B1,5F 
延べ37,571m2
(全体85,846m2
収容人数:
49,970人
工期:
1998年6月~2000年10月
(東京支店JV施工)

試合予定

試合予定

準々決勝戦,3位決定戦を含む8試合を予定

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小笠山総合運動公園
エコパスタジアム

図版:小笠山総合運動公園エコパスタジアム
場所:
静岡県袋井市
発注者:
静岡県
設計:
佐藤総合計画・斎藤公男
設計共同企業体
用途:
多目的競技場
規模:
RC・SRC造 B1,6F 
延べ81,200m2
(全体85,846m2
収容人数:
50,889人(可動席含む)
工期:
1998年3月~2001年3月
(横浜支店JV施工)

試合予定

試合予定
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よみがえる名勝負と競技場

1998年長野オリンピック

開催日程:1998年2月7日~2月22日

1周400mのダブルトラックを持つスケートリンクとして日本で初めて誕生した「エムウェーブ」は,スピードスケート競技会場に使用された。日本代表チームは,清水宏保選手が「男子500m」で金メダルを獲得するなど活躍。パラリンピックでは開会式,閉会式会場として世界各国のアスリートを迎えた。

長野市オリンピック記念アリーナ
(エムウェーブ)

エムウェーブの愛称の由来であるM字型が波のように連なる屋根は,信州の山並みが表現されている

場所:
長野県長野市
発注者:
長野市
設計:
久米・鹿島・奥村・日産・飯島・
高木設計共同企業体
用途:
屋内スケートリンク
規模:
下部—RC造
屋根—大断面構造用集成材による半剛性吊り屋根
B1,3F 延べ76,189m2
工期:
1994年3月~1996年11月
(関東支店JV施工)
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2002 FIFAワールドカップ

開催日程:2002年5月31日~6月30日

アジア地域初,日本・韓国の共同開催によるサッカーW杯。国内では「エコパスタジアム」「ひとめぼれスタジアム宮城」「埼玉スタジアム2002」「デンカビッグスワンスタジアム」を含む全国計10ヵ所の会場で試合が行われた。日本代表は,埼玉スタジアム2002で対ベルギーの初戦を迎え,鈴木隆行選手,稲本潤一選手が得点をあげた(2対2)。同スタジアムでは,決勝トーナメントで日本を破ったトルコとブラジルの準決勝戦が行われた(0対1)。優勝国はブラジル。

※施設名称は2019年現在のJFA公式サイトに準じる

ひとめぼれスタジアム宮城

図版:ひとめぼれスタジアム宮城
場所:
宮城県宮城郡利府町
発注者:
宮城県
設計:
針生・阿部共同アトリエ
用途:
陸上競技場,サッカー場
規模:
RC・SRC・S造 6F 延べ57,564m2
収容人数:
49,133人
工期:
1996年10月~2000年5月
(東北支店JV施工)

埼玉スタジアム2002

図版:埼玉スタジアム2002
場所:
さいたま市緑区
発注者:
埼玉県
設計:
梓設計
用途:
サッカー専用スタジアム
規模:
RC・SRC・S造 5F 延べ60,887m2
収容人数:
63,700人
工期:
1998年3月~2001年7月
(関東支店施工)

デンカビッグスワンスタジアム

図版:デンカビッグスワンスタジアム
場所:
新潟市中央区
発注者:
新潟県
設計:
日建設計
用途:
陸上競技場,サッカー場
規模:
SRC造 5F 延べ88,420m2
収容人数:
42,300人
工期:
1997年10月~2001年2月
(北陸支店JV施工)
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2007年
MLBオールスターゲーム

開催日程:2007年7月10日

オラクル・パークは,2000年のシーズン開幕よりオープンした,米メジャーリーグ「サンフランシスコ・ジャイアンツ」のホーム球場。記念すべき名勝負は2007年のMLBオールスターゲーム。5回1死の場面でイチロー選手がオールスターゲーム史上初のランニングホームランを放ち,ナ・リーグを逆転。5対4でア・リーグが勝利し,イチロー選手はMVPに輝いた。

オラクル・パーク Oracle Park
(旧称:AT&Tパーク)

ライトスタンドを飛び越え海面へ放たれるホームラン「スプラッシュ・ヒット」を期待して,球場に面した入り江にはファンのボートが集う

場所:
米国カリフォルニア州サンフランシスコ
発注者:
China Basin Ballpark Corp.
設計:
HOK (Hellmuth, Obata+Kassabaum, Inc)
用途:
野球場
規模:
RC・S造  延べ89,200m2
収容人数:
41,059人
工期:
1997年11月~2000年4月
(KCS JV施工)
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(ふる)きを温(たず)ね,新しきを知る
—『1964年東京オリンピック』

1964年の東京オリンピックから56年の時を経て,再び東京でオリンピックが開幕される。2回目の開催をいよいよ来年に控え,今改めて,当時の当社オリンピック関連施設を見てみよう。

駒沢公園内の「東京都駒沢体育館」。芦原義信氏設計,当社施工で1964年に竣工し,八角形の屋根を載せた印象的な造形美が当時話題を呼んだ。シェル構造の大架構屋根の施工は苦心が多かったそうで,縮小模型による強度試験や,数々の施工計画案を経て工事が進められたという。オリンピックではレスリング競技の会場に使用され,6人の日本人メダリストが生まれた。その後,体育館は1993年に全面改築が行われ,現在も活躍中だ。

図版:東京都駒沢体育館(当時)

東京都駒沢体育館(当時)

白く特徴的な外観が原宿・渋谷間を走るJR山手線の車窓からも確認できた「岸記念体育会館」。松田平田設計による建物は,オリンピックでは組織委員会や事務局など,競技運営の統合本部に使用された。大会以降は,日本体育協会や各種の競技団体が入り,“日本スポーツの総本山”と称された。新会館の設立に伴い,惜しまれつつ歴史に幕を下ろした。一時代を象徴する施設や建物の姿は,人々の心に長く留められている。そして,東京2020オリンピック・パラリンピックへ。数々の名勝負を生んだ東京スタジアムや埼玉スタジアム2002など,そこは新たな感動に出会える舞台となるだろう。

岸記念体育会館(当時))

岸記念体育会館(当時)

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