鹿島グループ
サステナビリティ・リンク・
ローン・フレームワーク
サステナビリティ・リンク・ローンとは、資金使途を特定せず、企業のサステナビリティ戦略に即した定量的な達成目標をサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットとして契約時に定め、目標の達成状況に応じて金利条件等の受付条件を変動させる融資商品です。
マテリアリティ(重要課題)の解決に向けた特定の当社の取組みについて、ステークホルダーの方々にご理解いただくべく、2024年3月に「鹿島グループ サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク」を策定しました。
フレームワーク
鹿島グループは、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)、アジア太平洋ローン・マーケット・アソシエーション(APLMA)、ローン・シンジケーション&トレーディング・アソシエーション(LSTA)が定める「サステナビリティ・リンク・ローン原則2023」及び環境省が定める「サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」に従って、サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワークを策定しています。
- 鹿島グループ サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク2024年3月(PDF: 1.1MB)
外部評価
上記フレームワークについて、「サステナビリティ・リンク・ローン原則2023」及び「サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」への適合性および透明性の確保のため、株式会社日本格付研究所(JCR)により第三者意見を取得しています。
- JCRによる第三者意見(PDF: 1.5MB)
SPTとインセンティブ
本フレームワークに基づき実行するサステナビリティ・リンク・ローンにおいては、以下のSPT を使用します。また、インセンティブとしてSPT達成状況に応じて融資契約の金利が変動します。
SPT:各対象年度の鹿島グループCO2排出量(スコープ1+2)を、
2021年度比で下表に示す比率以下に削減する
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |
---|---|---|---|---|---|
鹿島グループCO2排出量 (スコープ1+2) |
基準年 | -4.7% | -9.3% | -14.0% | -18.7% |
2026年度 | 2027年度 | 2028年度 | 2029年度 | 2030年度 | |
---|---|---|---|---|---|
鹿島グループCO2排出量 (スコープ1+2) |
-23.3% | -28.0% | -32.7% | -37.3% | -42.0% |
当サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワークを適用した融資契約
当サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワークを適用した融資契約の契約先は次のとおりです。
融資契約先一覧
鹿島建設株式会社
- 株式会社あおぞら銀行
- 株式会社SBI新生銀行
- 第一生命保険株式会社
- 大樹生命保険株式会社
- 株式会社みずほ銀行
- 三井住友信託銀行株式会社
- 明治安田生命保険相互会社
カジマ・ヨーロッパ社
- 三井住友信託銀行株式会社
レポーティング
サステナビリティ・リンク・ローンの満期までの期間、以下の項目について、レポーティングを行います。
No. | レポーティング内容 | レポーティング時期 |
---|---|---|
1 | KPIのレポーティング対象期間における実績値 | サステナビリティ・リンク・ローン実行の翌年度を初回とし、最終判定日まで年次にて実施 |
2 | SPTのレポーティング対象期間における達成状況 | |
3 | KPI・SPTに関連する、借入人の最新のサステナビリティ戦略に関する情報 |