ポジティブ・インパクト・
ファイナンス
取組み背景
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、資金使途を特定せず、企業活動が環境・社会・経済に及ぼす影響について、包括的に分析・評価を受け、契約時に定めた重点取組項目・評価指標について、契約期間に亘って、金融機関から、定期評価を受検することを約する融資商品です。
本件融資は、定性的・定量的問わず、幅広い目標の設定が可能であり、マテリアリティ(重要課題)の解決に向けた当社の多岐に亘る取組みについて、ステークホルダーの方々にご認識頂くべく、2022年1月に取組みを開始しました。
ポジティブ・インパクト・ファイナンスの取組み状況
Ⅰ.ポジティブ・インパクト金融原則適合型ESG/SDGs評価融資
金融機関 | 株式会社三井住友銀行 |
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融資実行日 | 2022年1月31日 |
契約満期日 | 2027年1月29日 |
契約金額 | 70億円 |
特徴 | 株式会社三井住友銀行と株式会社日本総合研究所が作成した独自の評価基準に基づき、企業のESG側面の取組みや情報開示、SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献を評価し、取組みや情報開示の適切性についての現状分析、今後の課題、課題への取組み事例などを企業に対して還元する融資商品です。 |
重点取組目標・評価指標
重点取組項目 | 評価指標 | 関連する SDGs |
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事業活動に伴う
環境負荷の低減
脱炭素社会移行への積極的な貢献「トリプルZero2050」の達成
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社会課題解決に資する
製品/サービスの提供
たゆまぬ技術革新と鹿島品質へのこだわり/生産性の向上
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ダイバーシティ/
働き方改革
ダイバーシティを重視した人材育成・人材開発/働き方改革
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Ⅱ.ポジティブ・インパクト・ファイナンス
(資金使途を限定しない事業会社向け投融資タイプ)
金融機関 | 三井住友信託銀行株式会社 |
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融資実行日 | 2022年1月31日 |
契約満期日 | 2027年1月29日 |
契約金額 | 30億円 |
特徴 | 企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資です。 |
重点取組目標・評価指標
重点取組項目 | 評価指標 | 関連する SDGs |
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脱炭素社会移行への
積極的な貢献を主とする 環境負荷の低減
事業活動における環境負荷の低減はもとより、建造物のライフサイクルを考慮し、脱炭素社会・資源循環社会・自然共生社会を実現する
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新たなニーズに応える
機能的な都市・地域・ 産業基盤の構築
価値観・行動様式の変化に伴い多様化するニーズに応えた空間の提供
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長く使い続けられる
社会インフラの追求
将来にわたり安心して使い続けられる優良な社会インフラの整備
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安全・安心を支える
防災技術・サービスの提供
災害に強い建物・インフラの建設や技術開発
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安心・安全・快適で
魅力的な労働環境の創出
次世代の担い手確保と魅力ある就労環境の整備
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