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フィルダム長期変形解析システム

フィルダムの施工時変形と湛水以降の長期変形を高精度に予測

フィルダムの施工時変形と湛水時以降の長期変形挙動を最新の弾粘塑性構成モデルを用いて予測する解析システムです。特に施工時の計測データを活用することによりフィルダムの長期変形挙動の予測精度が飛躍的に向上することが期待できるため、長期の堤体安定性評価や遮水性評価等、フィルダムの品質保証に資する技術です。

解析手法にはFEMによる変形・浸透流連成解析手法を用い、堤体材料の構成モデルには羽田D滑走路工事で実績のある関口・太田による弾粘塑性モデル(修正カムクレイ型)をさらに拡張した最新の構成モデルを用いています。

令和元年度ダム工学会賞 技術開発賞

図版:フィルダムの長期変形解析例

フィルダムの長期変形解析例

キーワード
フィルダム、変形・浸透流連成、土/水連成、FEM、弾粘塑性、長期沈下、情報化施工
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特長・メリットココがポイント

フィルダムの長期的な品質保証に役立つ

本解析システムを用いると湛水以降の長期的な変形・応力・間隙水圧挙動を的確に予測することができるため、フィルダム堤体の品質保証に活用できます。

フィルダムの安定性を的確に評価

本解析システムを用いるとフィルダム施工中の変形や応力、間隙水圧を高精度に再現することができるため、施工時におけるダム堤体の安定性評価が確実に実施できます。

図版:中央遮水型フィルダムのコアゾーンにおける層別沈下計測値と本システムによる解析値の比較例

中央遮水型フィルダムのコアゾーンにおける層別沈下計測値と本システムによる解析値の比較例
(本システムによる解析結果が堤体の実際の沈下挙動をよく再現している)

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適用実績

図版:村山上貯水池堤体強化工事

村山上貯水池堤体強化工事

場所:東京都東大和市

竣工年:2023年8月

発注者:東京都水道局

規模:堤高24.2m 堤頂長318.2m 
基礎掘削工13.81万m3 
強化盛土盛立工17.08万m3 ドレーン工3.04万m3

図版:小石原川ダム本体建設工事

小石原川ダム本体建設工事

場所:福岡県朝倉市・東峰村

竣工年:2021年3月

発注者:水資源機構

規模:中央コア型ロックフィルダム 
堤高139m 堤頂長558m 堤体積870万m3

図版:大分川ダム建設(一期・二期)工事

大分川ダム建設(一期・二期)工事

場所:大分県大分市

竣工年:2019年11月

発注者:国土交通省九州地方整備局

規模:中央コア型ロックフィルダム 
堤高91.6m 堤頂長400m 堤体積387万m3

図版:大規模地震対策 初立池耐震補強工事

大規模地震対策 初立池耐震補強工事

場所:愛知県田原市

竣工年:2015年10月

発注者:水資源機構

規模:貯水池内土取場掘削12.11万m3 
上流側補強盛土6.1万m3 
下流側補強盛土9.81万m3 
仮廻し水路工Φ500 L=1,460m

図版:殿ダム

殿ダム

場所:鳥取県鳥取市

竣工年:2012年

発注者:国土交通省中国地方整備局

規模:中央コア型ロックフィルダム 
堤高75m 堤頂長294m 堤体積211万m3

図版:山口貯水池堤体強化

山口貯水池堤体強化

場所:埼玉県所沢市

竣工年:2002年11月

発注者:東京都水道局

規模:堤高35m 堤体積242m3
有効貯水量1,953m3

学会論文発表実績

  • 「土水連成弾塑性解析を用いた小石原川ダムの情報化施工」,地盤工学会誌,2020年9月(小石原川ダム)

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