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資材のトレーサビリティ管理を行う
「Kトレース®

各資材の個別情報と位置情報を紐づけて一元管理

建設現場では、大量の資材を仮置き場に保管し、適宜抽出して使用する場面があります。その際、仮置き場においては、類似した資材や寸法が異なる資材が多数存在する、また、資材を置く順番と使用する順番が異なる等、使用資材の選定間違いが発生しやすい状況があります。その対策として、各資材の認識番号等の個別情報と位置情報を仮置きの際に記録・保存する方法等が実施されていますが、これを手作業で行う場合、人為的な間違いが発生する懸念があります。また、記録作業や資材を抽出する作業に多大な労力と時間を要することも課題でした。

そこで、資材の個別情報(寸法、重量、写真)をWEB上に登録し、GNSSで取得した位置情報と紐付けることで、大量の資材の位置情報を瞬時に把握できるシステム「Kトレース®」を開発しました。

2024年度エンジニアリング功労者賞 奨励特別賞

図版:資材位置の登録

資材位置の登録

図版:資材位置の検索・表示

資材位置の検索・表示

キーワード
WEBアプリ、資材個別情報(寸法、写真、重量等)、位置情報、検索
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作業手順

Kトレースを丸亀城石垣崩落復旧整備事業(2018年の豪雨および台風で崩落した石垣の復旧工事)の石材管理に適用しています。

図版:石垣崩落部の解体作業(丸亀城石垣崩落復旧整備事業)

石垣崩落部の解体作業(丸亀城石垣崩落復旧整備事業)

図版:仮置きされた石材

仮置きされた石材

記録手順(丸亀城石垣復旧事業 解体・仮置き時)

1)資材(石材)の個別情報(認識番号、寸法、重量、写真)をKトレースに登録する。

図版:資材の写真撮影

資材の写真撮影

図版:寸法測定

寸法測定

2)石材を仮置場に搬入し、石材の位置が確定したらKトレースを起動してGNSSによる測位を行い、位置情報と個別情報を紐付けて保存する。

図版:仮置き位置の測位と個別情報紐付

仮置き位置の測位と個別情報紐付

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検索手順(丸亀城石垣復旧事業 復旧時)

作業当日、使用する資材を仮置き場で探す際は、認識番号を入力し、検索することで、仮置き場内の各資材の位置を図面上に瞬時に表示。

図版:資材検索画面(スマートフォン画面)

資材検索画面(スマートフォン画面)

図版:資材検索結果画面

資材検索結果画面

特長・メリットココがポイント

  • 個別情報と位置情報とを紐付けて保存し、検索により図面上に瞬時に表示できるため、大量に存在する資材の中から必要な資材を簡易・迅速・正確に抽出可能。
  • 個別情報と位置情報とが自動的に紐付けられるため、記録時の人為的な間違いが生じない。
  • 外部測位サービスを付加することで、より正確な位置情報(水平精度±5cm)の把握が可能。
  • データはクラウドサーバに自動保存されるため、記録用PCなどからデータを移行する手間がなく、保存と同時にRPAでデータ処理することも可能。
  • WEB上のシステムのため、使用時のインストールは不要。インターネットに接続できる環境であれば、スマートフォンやタブレットなどのデバイス機器での利用が可能。

適用実績

図版:丸亀城石垣崩落復旧整備事業

丸亀城石垣崩落復旧整備事業

場所:香川県丸亀市一番丁 丸亀城内

竣工年:2028年3月(予定)

発注者:香川県丸亀市

規模:石垣復旧面積 約2,630m2
(帯曲輪1,160m2、三の丸1,470m2
石材回収個数 約11,000個

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