大口径高圧噴射攪拌工法
「ジェットクリート工法」
岩ずりなど様々な地盤をオーダーメイドで改良
鹿島グループのケミカルグラウトが開発したジェットクリート(JETCRETE)工法は、砂質土、粘性土地盤だけでなく、従来改良が難しかった岩ずりを含む砂礫地盤など、様々な地盤を対象に、改良径(直径0.5m~8.5m)と強度(0.1MN/m2~10MN/m2)を任意に設定できるオーダーメイドの地盤改良工法です。従来工法に比べて、産業廃棄物の量が少なく、高圧噴射の高性能化による工期の短縮、改良仕様を状況に合わせて設定できるためトータルコストの軽減を実現できます。改良の際、切削した土砂を、地上に排出させるため、周辺構造物に変状をきたすことが少ない工法です。小型施工機械を用いることで、狭隘な場所でも施工できます。
※「ジェットクリート」はケミカルグラウトの登録商標です。
NETIS KT-170003-VE

岩ずりを含む砂礫地盤での施工実績
(愛媛県、岸壁の液状化対策)
- キーワード
- 軟弱地盤、液状化、対策、地盤改良、深層混合処理、高圧噴射、大口径、オーダーメイド、基礎、杭、補強
施工手順・適用事例
ジェットクリート工法は、超高圧のセメント系固化材とエアーを地中に噴射しつつロッドを回転させ、地盤を切削・撹拌することにより円柱状の改良体を造成します。本工法を支える基盤技術の一つが切削するための特殊噴射装置です。ジェットの流線が拡散しない、エネルギー効率を最大限に高めた特殊噴射装置により、従来工法と比べ自由度の高い施工を可能にしています。

施工法の概要

実証実験結果
橋脚などを支える基礎の耐震補強もジェットクリート工法で可能です。東日本旅客鉄道、東京モノレールの監修の下、鹿島が開発した鋼殻補強コンクリート地盤改良工法では、杭基礎周りの地盤をジェットクリート工法で改良することで、構造物を供用しながら杭基礎の耐震性を向上させることができます。

鋼殻補強コンクリート地盤改良工法の施工場所
(東京モノレール)

営業線直下での地盤改良状況
(東京モノレール)
特長・メリットココがポイント
様々な目的にオーダーメイドの最適仕様で改良
砂質土、粘性土地盤、岩ずりを含む砂礫地盤など、様々な地盤を対象に、改良径(直径0.5m~8.5m)と強度(0.1MN/m2~10MN/m2)をオーダーメイドに設定できます。
改良の自由度が高いため、仮設から本設まで、また地山補強、止水対策、液状化対策、耐震補強など多くの工種を対象に本工法を利用することができます。目的に応じて、最適な仕様で改良できることから、その結果、コストの低減や工期短縮が可能になります。

鹿島グループが保有する高圧噴射撹拌工法のラインアップ
高い密着性
高圧噴射攪拌で改良するので、先行改良体と後行改良体の改良体相互が密着します。既存の構造物とも確実に密着した改良ができます。接合した箇所の品質が高いため、改良した地盤の性能(耐震性や止水性等)が向上します。
構造物との近接施工/極めて狭隘な箇所での施工
施工時の改良に伴い発生する地中変位が小さいことから、既設構造物に近接した箇所でも施工できます。また、小型特殊施工機械を用いることで、非常に狭隘な場所や空頭が制限された場所でも施工可能です。
杭基礎の耐震補強
杭基礎周辺地盤を地盤改良することで、基礎の耐震性を向上させることができます。例えば、鹿島が、東日本旅客鉄道、東京モノレールの監修の下、鹿島が開発した鋼殻補強コンクリート地盤改良工法では、杭基礎上部を鋼殻と補強コンクリートで補強し、地中深部の杭基礎をジェットクリート工法で地盤改良することで、基礎の耐震性向上を図ります。

地盤改良による杭基礎の補強事例(鋼殻補強コンクリート地盤改良工法)
適用実績

海上部T型支柱杭(PC)
耐震補強試験施工
場所:東京都品川区
竣工年:2012年4月
発注者:モノレールエンジニアリング
目的:耐震補強
規模:群杭部耐震補強工事4基
鋼殻製作・設置工240t
地盤改良工 Φ3.5m L=15.8m 32本 5,295m3 補強コンクリート896m3
アラミド補強30m2

岸壁の液状化対策
場所:愛媛県
竣工年:2012年6月
目的:液状化・側方流動対策
規模:施工対象土量8,579m3
地盤改良工 Φ3.0m L=8.0m 17本

名港LPG基地護岸流動化対策
場所:愛知県名古屋市
竣工年:2009年2月
発注者:東邦液化ガス
目的:側方流動対策
規模: 地盤改良工
Φ2.5m L=16.5m 135本
Φ2.5m L= 1.6m 2本
Φ3.0m L=16.5m 10本
Φ3.5m L=16.5m 7本

旧法特定タンク新基準適合化
場所:三重県四日市市
竣工年:2011年1月
発注者:三菱化学
施工目的:液状化対策
規模:地盤改良工 Ф2.5m 54本
造成延長459.6m 総改良材436.3m3