建設業界最大規模の海洋・水理実験施設
実海域の波浪・津波を室内で精度良く再現
技術研究所の海洋・水理実験場棟は、大水深化、高度化する水理構造物の設計、施工支援のために使用されています。自然に近い波を再現して、海岸・海洋開発に必要な建設技術を確立するための様々な実験を行っています。本実験棟は1975年に建設され、多方向不規則波造波装置・津波造波装置をはじめとする最新鋭の装置を随時導入して充実を図っており、国内建設業界では随一の規模のものです。
主な実験施設として、平面水槽、マルチ造波水路、不規則波造波水路があります。
特許登録済

平面水槽 多方向不規則波造波装置
- キーワード
- 水理実験、波浪、津波、多方向不規則波、港湾
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特長・メリットココがポイント
平面水槽:
実海域の波浪・津波を精度良く再現
- 長さ58m×幅20m×深さ1.6m。
- 2種類の造波装置(多方向不規則波造波装置、津波造波装置)が備わっており、実海域の波浪・津波を室内で精度良く再現することができます。
- 多方向不規則波造波装置は、36枚の造波板を独立して動かすことにより、一方向不規則波、多方向不規則波など様々な種類の波を起こすことができます。
- 津波造波装置は、軸流ポンプ式で流量と流向をコンピュータ制御することにより、任意の波高・周期の津波を造波できます。
平面水槽(動画)
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平面水槽(動画:27秒/音なし)
マルチ造波水路:
よりコストを抑えた二次元実験が可能
- 長さ60m×幅1.2m×深さ1.5m。
- 2種類の造波装置(不規則波造波装置、津波造波・環流装置)が備わっており、波浪・津波・流れを室内で精度良く再現することができます。
- 構造物に作用する波力の計測や、越波量の計測など、二次元実験の幅広い実績があります。
- 幅が1.2mですので、実験に用いる材料の数量、工期を抑え、比較的安価に二次元実験を行うことができます。

マルチ造波水路による造波状況
不規則波造波水路:
二次元実験で豊富な実績、三次元実験も可能
- 長さ62m×幅2m×深さ2m。
- 消波ブロックの安定性確認実験や、構造物に作用する波力、変位量の計測など、二次元実験の幅広い実績があります。
- 水路幅が2mあるので、小規模の構造物に対しては三次元実験を行うこともできます。
- 造波板を変位制御でゆっくりと動かすことにより、任意の長周期の波を造波することができるので、津波実験を実施することも可能です。

不規則波造波水路
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適用実績
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港内静穏度の計測
平面水槽・多方向不規則波造波装置を使用

沈埋函の水中曳航
平面水槽・多方向不規則波造波装置を使用

円筒構造物周辺の流況計測
平面水槽・津波造波装置を使用

消波ブロックの安定性評価
不規則波造波水路を使用

津波により
陸上に遡上する漂流物
不規則波造波水路を使用

スリット護岸に作用する波力
マルチ造波水路を使用
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消波ブロック被覆護岸の越波
マルチ造波水路を使用
学会論文発表実績
- 「側壁反射を利用した斜め規則波の造波方法」,海岸工学論文集,vol 38,1991年
- 「多方向不規則波の吸収造波理論」,海岸工学論文集,Vol.39,1992年
- 「斜面上の不規則波造波理論の検証」,土木学会年次学術講演会,第55回Ⅱ部門,2000年
- 「ポンプ式津波造波装置の開発」,土木学会年次学術講演会,第56回Ⅱ部門,2001年
- 「津波の水理実験と被害予測法」,電力土木,321号,2006年
- 「マルチ(波浪・津波)造波水路の更新・増強」,土木学会年次学術講演会,第71回Ⅱ部門,2016年