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再生可能エネルギー

風力発電について

化石燃料の使用量を削減し、
温室効果ガス排出量を低減するクリーンな電力です

風力発電は、風の運動エネルギーを風車により回転エネルギーに変え、その回転を発電機に伝送し、電気エネルギーへ変換するという仕組みで発電しています。化石燃料を必要とせず自然エネルギーを用いているため、化石燃料の使用量を削減し、温室効果ガス排出量を低減することができます。

近年は大変クリーンな電力として、世界的にその利用が促進されています。

サミットウインドパワー鹿嶋

サミットウインドパワー鹿嶋

サ男鹿風力発電所

男鹿風力発電所

特長

  • CO2排出がなく、変換効率が高い。
  • 夜間でも発電が可能。
  • 大規模容量での導入が可能で、比較的発電コストが安価。

キーワード

風車、再生可能エネルギー、陸上風力、洋上風力、温室効果ガス
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日本国内の風力発電の歴史

日本国内においての風力発電の歴史は1980年代、定格出力10kWの風車にはじまり、1990年代には1,000kWの風車が誕生しました。その後風車は年々大型化し、現在は2,000~3,000kW程度の風車が多く導入されています。ただし、陸上風力においては、船で運ばれてくる風車部材を港から建設地点まで陸路で運搬し、建設地点にも風車を据え付けるための作業ヤード確保が必要となるために、欧州にくらべて山岳地での建設事例が多い日本においては、陸上風力についてはほぼ限界の大きさになっているというのが現状です。一方、洋上風力については運搬等の制約が少ないために、さらなる大型化が進んでおり、現在では8,000kW級の風車も登場しています。

1990年代以降、日本における風力発電累積導入量は順調に増えていますが、導入促進を目的として2012年から固定価格買取制度(FIT:Feed-in Tariff)がスタートしましたが、同年環境アセスメント対象事業に風力発電も加わったため、さらに導入量が急増するのは2015年度以降と想定されます。

図版:ローター直径

ローター直径

環境アセスメントとは
2012年10月、環境影響評価(環境アセスメント)法対象事業に風力発電事業が追加されました。環境アセスメントとは、開発事業を行う際にそれが環境にどのような影響を及ぼすかについて、事業者が事前に調査、予測、評価を行い、事業の実施において適正な環境配慮がされるようにするための手続きのことを言います。風力発電所計画時には、風車の影(シャドウフリッカー)の影響・猛禽類等の風車への衝突事故(バードストライク)の可能性・騒音・動植物の生態系・景観など、様々な観点から環境へ及ぼす影響を評価し、より良い事業計画を作り上げます。

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鹿島の風に関する研究

鹿島は2001年に風力発電所建設工事に本格参入し、建設会社の中では、1番古くから風力発電に取り組んでいます。このベースとなっているのが、鹿島が古くから取り組んでいる都市環境シミュレーション技術です。超高層ビルの建設にあたって、風況シミュレーション技術を用いて周辺街区への影響を評価し、また技術研究所が保有している大型風洞実験施設で実験を行うなどして、風に関する研究を行ってきました。このように、今まで培ってきた風についての技術が、風力発電所建設において役立っています。

図版:風洞実験による風車タワーに作用する荷重評価

風洞実験による風車タワーに作用する荷重評価

図版:鹿島保有の大型風洞実験施設

鹿島保有の大型風洞実験施設

図版:高層ビルの風荷重評価

高層ビルの風荷重評価

図版:建物壁面に加わる風圧力分布

建物壁面に加わる風圧力分布

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図版風を可視化する実験

風を可視化する実験

図版:高層建物まわりの乱流シミュレーション

高層建物まわりの乱流シミュレーション

再生可能エネルギー インデックス

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