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鹿島建設ネイチャーボンド

本発行の目的及び背景
2026年3月10日発行

当社グループは、事業活動や中期経営計画における施策と、SDGsをはじめとした社会課題との関連性を整理し、社会課題の解決と当社グループの持続的成長を両立させるためのマテリアリティ(重要課題)として7項目を定めています。これらのうち「脱炭素・資源循環・自然再興への貢献」に関しては、環境への取組みの基本として2013年に策定した「鹿島環境ビジョン:トリプル Zero2050」を見直し、2024年に「鹿島環境ビジョン 2050plus」として改定しました。3つの分野「脱炭素」「資源循環」「自然再興」が相互に関連しあっている(相乗効果・トレードオフ)ことを認識したうえで、2050年カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの実現に向けたグループの目標や行動計画を再構築しています。

今般、環境保全と経済活動が両立する持続可能な社会の実現に向けた取組みをファイナンスの側面からも推進すべく、当社はグリーン/ネイチャーボンドフレームワークを策定し、ネイチャーボンドを発行することとしました。

当社のグリーン/ネイチャーボンドフレームワークの詳細につきましては、以下のURLもご参照ください。

当ネイチャーボンドの概要

名称 鹿島建設株式会社
第53回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)(ネイチャーボンド)
別称 鹿島建設ネイチャーボンド
条件決定日 2026年3月4日
発行日 2026年3月10日
発行総額 100億円
発行年限 10年
発行利率 年2.553%
資金使途
  • 自社保養所「KX-FOREST KARUIZAWA」:建設資金のリファイナンスに充当23億円(予定)
  • 東北支店ビル: 建替え資金に充当77億円(予定)
主幹事 SMBC日興証券株式会社、大和証券株式会社、野村證券株式会社
Structuring
Agent
SMBC日興証券株式会社
取得格付 A+(株式会社格付投資情報センター)

ネイチャーボンドについて

2025年6月に国際資本市場協会(ICMA)が「ネイチャーに関する実務者ガイド」(Sustainable Bonds for Nature: A Practitioner’s Guide)を公表し、グリーンボンドのうち、自然関連プロジェクトのみを資金使途とするものを「ネイチャーボンド」として組成することが可能となりました。

自然関連プロジェクトとは、生物多様性、生態系、生態系サービスの回復と保全等に資するプロジェクトとされております。当社グループが「鹿島環境ビジョン2050plus」に掲げる「ネイチャーポジティブの実現」の一環として取り組んでいる自社所有地での自然再興にかかわる業務用不動産への投資計画については、自然関連プロジェクトとして認められるものであり、今般、同投資計画への充当資金の一部をネイチャーボンド(鹿島建設ネイチャーボンド)により調達することといたしました。

ネイチャーボンドとしての適合性について

当社は、本社債をネイチャーボンドとして発行するにあたり、当社のグリーン/ネイチャーボンド フレームワークの「グリーンボンド原則(Green Bond Principles)2025」(注1)、「Sustainable Bonds for Nature: A Practitioner's Guide」(注2)及び「グリーンボンドガイドライン(2024年版)」(注3)への適合性について、株式会社格付投資情報センターからセカンドオピニオンを取得しております。

当ネイチャーボンドに関する投資表明

当ネイチャーボンドへの投資表明をしていただいた投資家をご紹介いたします。

投資表明投資家一覧

(2026年3月4日現在、五十音順)

  • 株式会社かんぽ生命保険
  • 住友生命保険相互会社
  • 全国共済農業協同組合連合会
  • SOMPOひまわり生命保険株式会社
  • 第一生命保険株式会社
  • 多気郡農業協同組合
  • 長野信用金庫
  • 西兵庫信用金庫
  • ニッセイアセットマネジメント株式会社
  • 日本私立学校振興・共済事業団
  • ネオファースト生命保険株式会社
  • ブラックロック・ジャパン株式会社
  • 北海道信用金庫
  • 松本信用金庫
  • 三井住友海上あいおい生命保険株式会社

ネイチャープロジェクトの概要

当社は、自社保養所「KX-FOREST KARUIZAWA」の建設資金のリファイナンス並びに東北支店ビルの建替え資金を使途とするネイチャーボンド(鹿島建設ネイチャーボンド)を発行いたしました。

資金使途(1)

施設名 KX-FOREST KARUIZAWA 鹿島軽井沢泉の里保養所
場所 長野県北佐久郡軽井沢町
設計者/施工者 鹿島建設株式会社
敷地面積 20,288m2(6,137坪)
建物 宿泊棟(新築)14棟、共用棟(改修)1棟
構造 木造
竣工年月 2024年10月
特徴
  1. 社有山林、現地伐採木を活用した木造宿泊施設の新築及び既存木造施設の改修
  2. 国内宿泊施設初の国際的な環境認証「SITES」の最高ランク「プラチナ」を取得
  3. 国土交通省が2024年度に創設した「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の最高ランク「トリプル・スター」を取得
  4. 金沢工業大学のセメント系3DプリンティングとCO2-SUICOMを組み合せた人道橋の構築
  • 当社らが開発した、固まる過程でCO2を吸収・固定化してCO2排出量を実質ゼロ以下にすることができる世界初のコンクリート
関連するSDGs

※本内容は掲載日現在のものであり、今後、変更となる可能性があります。

KX-FOREST KARUIZAWA 全体図

図版:KX-FOREST KARUIZAWA 全体図

資金使途(2)

施設名 東北支店ビル
場所 宮城県仙台市青葉区二日町1-27
設計者/施工者 鹿島建設株式会社
用途 事務所
延床面積 8,871.98m2
構造 木造(制震構造)一部鉄骨造
規模 地下1階、地上9階
竣工 2028年度内
特徴
  1. 純木質耐火集成材を採用した本格的な木造建築
  2. 日本の伝統建築から着想を得た新開発の木造制震構造「欄間制震システムTM」(特許出願済)を初採用し、超高層ビルと同等の耐震設計基準を満足する、高い安全性を有する当社の木造フラッグシップビル
  3. 既存社屋が担った災害拠点としての機能も引き継ぎ、地域の安全安心なまちづくりに寄与
  4. 当社グループが保有する社有林である「日影山山林・ボナリ山林」等の木材を活用し、持続可能な森林経営に貢献
  5. グリーンビルディング認証取得を目指し、環境(E)への貢献を推進
関連するSDGs

※本内容は掲載日現在のものであり、今後、変更となる可能性があります。

木造検討イメージパース

図版:新東北支店ビル外観

新東北支店ビル外観

図版:木の多柱空間で構成されるウェルネスオフィス内観

木の多柱空間で構成されるウェルネスオフィス内観

レポーティング

当社は、調達資金が全額適格プロジェクトに充当されるまで、調達資金の充当状況を示すレポートに加え、適格プロジェクトに係る指標に関する環境インパクトについて、ネイチャーボンド発行から1年後を初回とし、償還までの間、年1回ウェブサイトに公表いたします。

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