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特集 光ファイバで見守る 革新的インフラセンシング,構造物の見える化へ
施工管理から維持管理,その先の新たなインフラへ

橋梁やトンネル,ダムなど高度経済成長期に集中的に整備されたわが国のインフラが,
経年劣化や自然災害による損傷によって急速に老朽化していくことが懸念されている。
そのような中,鹿島は光ファイバの計測技術を,直接視認できない箇所のひずみ・温度・振動を
高精度かつ広範囲にわたりリアルタイムで把握できる革新的な技術へ発展。
世界で初めてインフラに導入した。
今後,施工管理から維持管理へ,さらには新たな付加価値をもつインフラの実現へ,
世界に大きな変革をもたらす可能性を秘めた当社開発の光ファイバでどんな世界が描けるのか,
実適用事例とともに紹介する。

鹿島が描く光ファイバとインフラの未来

インフラ構造物の老朽化,頻発する自然災害における損傷が大きな課題とされている現代社会。「この構造物はまだ健全なのか」「災害による被害はどの程度か,次に何かあっても崩壊しないか」など多くの不安の声が寄せられる。人々の暮らしを支えている重要構造物は,外部からの目視や丁寧に点検してきた施設管理者など多くの人に守られている。そんな彼らでも,地震発生時や台風などで大雨が降り続いている間は,構造物を点検したくても近づけず,タイムリーに確認することはできない。

そんな不安を一掃し,管理者の安全な点検と人々の暮らしに安心を提供するのが鹿島の光ファイバ技術だ。鹿島ではこの光ファイバを,安全で高品質な施工のために設置し,施工管理での活用を進めている。すべての構造物にあたかも生物の神経網のごとく張り巡らせることで,あらゆる箇所のひずみ・温度・振動を高精度かつリアルタイムで計測し,構造物の内部を見ることができる。インフラ構造物を使い続けながら,その変化を客観的なデータとして,遠隔でタイムリーにモニタリングし続けることを可能にする。また,維持管理だけでなく,近年頻発する自然災害時には,計測データで構造物の損傷の有無や損傷部位を正確に把握することで,継続使用の可否を迅速に判断できるとともに,効率的かつ適切な補修計画にも貢献する。

あらゆる構造物に光ファイバを備えることで,聞こえてくる未来の声。「災害が起きても,ダム・堤防など現地に行かなくてすみます」「遠隔で構造物の状態がわかるので,管理する我々も安全で安心です」「定期点検が遠隔でできるので,仕事の効率化が図れます」「点検で交通規制や足場を組む必要がなくなりました」「自分の住んでいる建物,働いているオフィスに問題ないことが確認でき安心して過ごせます」。

当社が目指す“災害を恐れない街”がすぐそこに近づいている。さらなる将来,スマートシティにおける自動運転やエネルギー最適化などにおいても,光ファイバの活躍の期待は高まる。鹿島が描くサステナブルな未来,「さあ,次の100年へ。」。

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