Photo: 川澄・小林研二写真事務所
大熊町役場(福島県双葉郡大熊町)
東日本大震災および福島第一原子力発電所事故により大熊町全町民が避難生活を余儀なくされたが,2019年4月に大川原地区の避難指示が解除され,約8年ぶりに帰還が可能となった。
町民の生活再建を支えるための庁舎機能のほか,災害対策に特化した「防災棟」や防災広場としても利用できる「みんなの広場」を完備。今後,発展していく町を見守る復興のシンボルとして,多くの人に親しまれていく。
- 発注者:大熊町
- 設計:鹿島・永山建築設計特定建設工事共同企業体
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規模:庁舎棟―S造 2F/防災棟―RC造
2F/渡り廊下―S造 1F 総延べ5,774m2 -
工期:2018年5月~2019年3月
(東北支店JV施工)
外観。ゆるやかにカーブする大屋根が来庁者を出迎える
Photo: 川澄・小林研二写真事務所

奥にラウンジを配したオープンな議場
Photo: 川澄・小林研二写真事務所

大川原地区俯瞰。高台に配置された庁舎が町を見守る
Photo: 川澄・小林研二写真事務所

災害対策会議室や防災・備蓄倉庫,放射線検査室を有する
Photo: 川澄・小林研二写真事務所