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低炭素社会をめざす

図版:3月に開所した福島水素エネルギー研究フィールド

3月に開所した福島水素エネルギー研究フィールド

SDGsの達成をめざして当社が取り組む重要課題に「低炭素社会への積極的な貢献」がある。本誌連載「THE SITE」3月号では,当社施工による大規模な風力発電所の建設をリポートした。

1年を通して日本海から安定した風が吹きつける青森県つがる市。この土地に,北サイトから南サイトまで合計38基の風車を配置した「ウィンドファームつがる」。発電出力として121.6MW(青森県の総世帯の5分の1,約9万世帯分の家庭電力を賄える)を誇る,日本最大規模の風力発電所となる。3年間の工事を経て今年4月より営業運転が開始されている。

本誌4月号では「水素社会の現在地」として,水素を燃料として活用する,来るべき社会像を特集した。水素は水から製造でき,CO2を一切排出しないクリーンなエネルギー。太陽光や風力発電などの再生可能エネルギー(以下,再エネ)とも連携し,日常生活や産業活動に用いる取組みが促進されている。自然現象を利用する再エネは安定性に課題があるが,需要を超えて発電された余剰分を水電解に使用して水素として貯蔵したり,反対に水素をエネルギー源とした燃料電池によって不足電力を供給するというサイクルで,再エネの利活用に働く。

特集では,当社が携わる進行中のプロジェクトとして,家畜のふん尿から水素をつくる世界初の事業を進める北海道の「しかおい水素ファーム®」と,世界最大の再エネ由来の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド」を紹介した。

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図版:ウィンドファームつがる建設工事

ウィンドファームつがる建設工事

図版:福島水素エネルギー研究フィールド,水素ガス貯蔵充填建屋

福島水素エネルギー研究フィールド,水素ガス貯蔵充填建屋

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