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紀伊半島大水害から3年~国内外から注目を浴びる対策工事~

現在,江口所長が率いるのは,奈良県五條市赤谷地区の大規模土砂災害対策の現場だ。2011年9月の紀伊半島大水害の際に斜面が崩壊,川原樋川がせき止められ天然ダムが形成された。崩壊斜面の高さは600m,崩壊土砂量は約900万m3にのぼる。排水処理などの緊急対策工事後も,2012年6月の台風4号,2013年9月の台風18号,昨年8月の台風11号により大規模な斜面崩壊が発生するなど予断を許さない状況のなかで,現在,砂防堰堤の施工を進めている。

昨年11月には,発注者の国土交通省近畿地方整備局が,土砂災害に関する国際シンポジウムの参加者を対象に現場見学会を実施。海外の土木技術者が約80名訪れ,国際的にも注目を集めた。

写真:海外の土木技術者80名が現場を訪れた

海外の土木技術者80名が現場を訪れた

写真:工事概要図。仮排水路の設置などの応急処置後,抜本対策として現在2号砂防堰堤の構築が進められている

工事概要図。仮排水路の設置などの応急処置後,抜本対策として現在2号砂防堰堤の構築が進められている

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