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櫻正宗「清酒・鹿島」

関西支店 宮本拓也

写真:櫻正宗「清酒・鹿島」

寛永2年(1625)から創醸390年、一筋に酒を造ってきた杜氏たちがいる。寒中、手のちぎれるような冷たい水で米を洗い、じっくり蒸しあげ、麹と酒母を作り、発酵させ、更に時間をかけて芳醇な櫻正宗が誕生する。現在、灘の名だたる酒蔵が仕込み水に使用している「宮水」は、当社の創業と同じ天保11年(1840)、この櫻正宗・六代目当主、山邑太左衛門が発見したものである。ものづくりのために身を賭し、細心の注意と技術と経験を尽くして完成させる杜氏たちと建設業を生業とする私たちとは、どこか似ているように思える。

私たちは、年の初めにあたり、一年間の無事故を祈念しながらお神酒を口に含む。酒の香りが新鮮な木の匂いと相俟って仄かに漂ってくる。その馥郁たる香りに杜氏たちの苦労を思い、私たちもまた、お客さまに喜んでいただける仕事をしようと誓いを新たにする。嬉しい時、めでたい時、酒は私たちと共にある。特別に私たちの名を冠して下さった灘の生一本・櫻正宗「清酒・鹿島」がある。

地図、櫻正宗「清酒・鹿島」

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