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自然に見守られ

図版:紅葉に囲まれる長安口ダム。増設された洪水吐きからの放流は,既設ゲートからの放流水に横からぶつけて減勢する方式で国内初

紅葉に囲まれる長安口ダム。増設された洪水吐きからの放流は,
既設ゲートからの放流水に横からぶつけて減勢する方式で国内初

平成24-28年度 
長安口ダム施設改造工事(Ⅰ期)
平成26-30年度 
長安口ダム施設改造工事(Ⅱ期)

長安口ダムは,洪水調節や発電,既得用水の安定化などを目的とした那賀川水系唯一の多目的ダムで,1956(昭和31)年に当社が施工した重力式コンクリートダムだ。2007(平成19)年からダム機能向上を目的とした改造事業が開始された。当社は,2012(平成24)年から洪水吐きの増設と減勢工の改造を主としたダム本体の改造工事を行っている。既設ダム改造事業としては国内最大級の堤体切削となる。昨年6月には増設した洪水吐きの供用が開始され,この3月に竣工を迎える。

鈴木聰所長は,「減勢工では,工程短縮とダム放流のリスク対策として,導流壁にPCaブロックを採用することで生産性向上に大きく貢献しました」と語る。

改ページ
場所:
徳島県那賀郡那賀町
発注者:
国土交通省 四国地方整備局
規模:
ダム土工57,000m3 堤体工46,000m3 
減勢工68,000m3 CSG工99,000m3 
撤去工18,000m3 
鋼橋架設工一式
工期:
2014年8月~2020年3月
(四国支店施工)
地図

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