ホーム > KAJIMAダイジェスト > July 2011:特集「愛される建物,育まれるまち」

KAJIMAダイジェスト

特集 愛される建物,育まれるまち ビルマネジメントからタウンマネジメントへ

東京・秋葉原の駅前広場としてお馴染みとなったこの風景。
電気街,サブカルチャーのまちが「世界のAKIBA」へと飛躍するなかで,
国際都市としての新たな顔を象徴する存在となっている。
ITや学術関連のイベントでは,秋葉原といえばこの建物,というイメージも定着した。
こうした盛況を支えているのが,ビルマネジメントの手腕である。イベントの集客力,テナントの魅力,
そこで働く人々の活力は,建物のみならず,周辺地域のイメージを大きく左右する。
クリエイティブな建物の存在は,新たなまちの創出への大きな力となる。
今月の特集は, そんな施設をマネジメントする鹿島のノウハウを紹介したい。
建物のライフサイクルにわたるゼネコンならではの技術とサービスは,
ビルマネジメントからタウンマネジメントへと広がりをみせている。

写真:東京都千代田区,JR秋葉原駅・電気街口から撮った広場の全景

改ページ

この写真は東京都千代田区,JR秋葉原駅・電気街口から撮った広場の全景である。右端にはJR京浜東北線の高架が写っている。駅舎の前や歩道橋の上での記念撮影は,外国人,日本人を問わず,観光客の定番となっているようだ。建物を抜ければ,歩行者天国で知られる中央通りへ出る。

駅前の顔となった2棟のビルは,左が2005年にオープンした「秋葉原ダイビル」,右は2006年にオープンした「秋葉原UDX」,それぞれの低層部には産学連携機能,集客機能,情報ネットワーク機能が集約され,「秋葉原クロスフィールド」と総称される。その名のとおり,人の交流,情報の交流,産業の交流がテーマである。コンベンションホールやイベントスペース,ギャラリー,シアター,商業施設などで構成され,東京アニメセンターのような特徴的な施設も入る。

そして最大の目玉となっているのは,産学連携機能。全国から有名大学の大学院やサテライトキャンパス,研究室がここに集まり,学術イベントが連日のように開催される。当社はNTT都市開発,ダイビルとともに事業者として施設の企画と事業計画に取り組み,建物の設計・施工を手掛け,竣工後5年間の管理・運営を行ってきた。
(写真:川澄建築写真事務所)

ホーム > KAJIMAダイジェスト > July 2011:特集「愛される建物,育まれるまち」

ページのトップへ戻る

ページの先頭へ