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concept

鹿島大橋寮

シンプル&ふくらみ

図版:風が通り抜ける光庭

風が通り抜ける光庭

敷地は,福岡市南部の中心市街地である大橋駅近くの住宅街に位置する。老朽化した施設の機能更新と災害時BCP支援拠点の役割を目的とした,若手社員を含む単身者・短期異動者のための「全世代型」の社員寮である。

ひと昔前と比べ建設業をとりまく環境はずいぶんと様変わりした。増加する女性社員や様々な働き方の変化,多様性に対応する新しい姿の社員寮を目指し,従来のスタイルではなくプライバシー重視のワンルームマンション型の社員寮とした。

建物の骨格は東西に並列する明快なプランとし,壁・床の構造フレームを“シンプル”に表現。外壁は白を基調とし,刻々と変わる陰影でつくられた,彫りの深い表情を街並みへ向けている。

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居住者に対して機能性・合理性のみを追求した無味乾燥な箱型の器とするのではなく,ダブルコリドー型の廊下に囲まれた「光庭」をつくり,空間に“ふくらみ”をもたせた。そこに樹木や水盤など自然環境を取り入れたさりげない憩いの場をつくった。

風が通り抜け空から雨が落ちる。差し込む光は様々な表情をつくり出し,時季(とき)の移ろいを感じさせてくれる。「鹿島の建築」として,ハードのみでなく,ヒューマンスケールを意識した快適な空間を実現させた。
(笠島里弥・猪部 開)

図版:WEB 会議やテレワーク,BCP 支援拠点を想定した多目的室

WEB会議やテレワーク,BCP支援拠点を想定した多目的室

図版:光庭の灯りがこぼれる南側正面外観

光庭の灯りがこぼれる南側正面外観

図版:女性社員の意見を採り入れた居室

女性社員の意見を採り入れた居室

図版:光が注ぐ光庭の水景

光が注ぐ光庭の水景

図版:配置図

配置図

図版:豊富な緑のある通りと南東外観

豊富な緑のある通りと南東外観

鹿島大橋寮(福岡市南区)

  • 発注者: 当社開発事業本部
  • 設計: 当社九州支店建築設計部
  • 規模: RC造 5F 53室 延べ1,549m2
  • 工期: 2020年2月~2021年3月

(九州支店施工)

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写真

笠島里弥
(かさしま・さとみ)

九州支店建築設計部
設計主査

主な作品:
  • 三菱マテリアル 九州工場 本事務所
  • 日本自動車連盟 長崎支部
  • 浩洋会田中病院 病院寮
  • ホテルモントレ福岡

写真

猪部 開
(ししべ・ひらく)

九州支店建築設計部

主な作品:
  • YOKOHAMA KITANAKA KNOT
  • JR熊本白川ビル
  • 朝日生命薬院ビル(施工中)

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