現在,福島第一原子力発電所の廃炉に向けた作業は,国が計画する
「東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」
(2015年6月12日改定)をもとに進められている。
汚染水対策,使用済燃料・燃料デブリ※取り出し,
廃棄物対策の全ての分野で,当社は協力を行っている。
ここでは,国の計画や当社の主な取組みとともに,
同発電所で働く社員数などの基本情報を紹介する。
※燃料デブリ:事故により溶け落ちた燃料
鹿島のサイト内での主な取組み
東京電力ホールディングス提供
※JV subも含め、約30程度の工事(作業)を担当する。そのうち17を記載
4号機プール底部補強
高濃度汚染水処理施設対応
1号機原子炉建屋カバー設置(JV sub)
3号機原子炉建屋カバー設置
4号機原子炉建屋カバー設置(JV sub)
免震重要棟他建屋低線量化工事
雑固体廃棄物焼却炉建屋新設
ガレキ収集・運搬
海側遮水壁(1工区)設置
乾式キャスク仮保管設備基礎工事
1号機カバー解体工事(JV sub)
陸側遮水壁(凍土壁)設置
サブドレン浄化設備建屋設置
凍結ブラント建屋設置
海水配管トレンチ汚染水除去・閉塞工事
2号機燃料取り出し関連工事
3/4号機PCVガス管理システム他防護対策工事
終了工事(9月末時点)
施工中
汚染水対策
燃料取り出し
廃棄物対策/保管管理/処理・処分
その他
社員数
廃炉に向けて長期の対応が求められるなか,福島第一原子力発電所の廃炉作業を担う東京土木支店,東京建築支店を支援するため,柔軟かつ機動的な社員配置が行われ,全社的な対応を行っている。現在,東京土木支店から約90名,東京建築支店から約70名,他支店から約20名が勤務している。